13日の金曜日(1980)

劇場公開日:

解説

過去に若い男女が惨殺されて以来、呪われたキャンプ場として嫌われているニュージャージー州のあるキャンプ場を舞台に、次々に起こる惨殺事件を描く。製作・監督はショーン・S・カニンガム、共同製作はスティーヴ・マイナー、脚本はヴィクター・ミラー、撮影はバリー・アブラムス、音楽はハリー・マンフレディーニ、編集はビル・フレダ、美術はヴァージニア・フィールドが各々担当。出演はベッツィ・パーマー、エイドリアン・キング、ハリー・クロスビー、ローリー・バートラム、マーク・ネルソン、ジャニーヌ・テイラー、ロビー・モーガン、ケヴィン・ベーコン、ピーター・ブロウワー、レックス・エヴァーハート、ロン・キャロルなど。

1980年製作/95分/アメリカ
原題:Friday the 13th
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1980年8月15日

ストーリー

1958年6月13日金曜日のニュージャージー州ブレアーズタウンから少し離れた美しいキャンプ場、クリスタル・レイク。その緑深い美しい地が“呪われたキャンプ場”と呼ばれるようになったのは、その日に起こった若い男女の惨殺事件が原因だった。人々は、その地を恐れ、近づくことをためらった。それから月日は流れ、そのいまわしい事件も忘れられかけた現在。スチーブ(ピーター・ブロウワー)を会長とする8人の若者たちの間で、そのキャンプ場の復活計画がすすんでいた。アリス(エイドリアン・キング)、ビル(ハリー・クロスビー)、ブレンダ(ローリー・バートラム)、スチーブの4人はすでに到着し復旧作業を開始していた。マーシー(ジャニーヌ・テイラー)、ジャック(ケビン・ベーコン)、ネッド(マーク・ネルソン)、アニー(ロビー・モーガン)らも、現地に向けて出発していた。ただひとりヒッチハイクで向っていたアニーが、途中、ブレアーズタウンの人々の不安な様子を見、さらに呪われた無気味な予言を聞いた。そして、その予言どおりアニーは第一の犠牲者となった。続いてネッドがバンガローで殺され、ベッドの上でジャックとマーシーが惨殺された。ストリップ・モノポリ・ゲームに興じていたブレンダは、雨の中を自分のバンガローに戻って行ったが、やがて、誰もいないはずのアーチェリー練習場の照明の点滅と共に姿を消す。ブレンダの悲鳴を聞いたアリスは、やっとキャンプ場の異変に気づき、ビルと共に警察に連絡しようとするが、すでに電話線は切られていた。一方、町に出かけていたスチーブは、途中車が故障しながらも、なんとかキャンプ場まで戻った。しかし、その途端第6の犠牲者となった。やがてビルも殺され、1人残されてしまったアリスは長い夜を恐怖のうちに過ごしていた。その時、突然扉が開き、見知らぬ中年の女性が入ってきた。その女性ボリーズ夫人(ベッツィ・パーマー)は、アリスに全てを語り出した。彼女の幼ない息子は、数年前キャンプ場の湖で溺れかかったが、監視官はそれぞれの快楽に耽り子供は見殺し同様に死んでいった。ボリーズ夫人は、ショックからキャンプ場を開こうとする者たちを憎み、殺人を犯したのだった。アリスは、この狂人と化した母親と格闘し、遂に相手を倒し、生命を取りとめるのだった。

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

3.0怨恨の果ての殺人

2024年1月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もはやお笑いと化してしまった感のあるジェイソンシリーズの第一弾。今の時代にこれ見て怖がれというのも難しい話ですが、公開当時見ていたら、その当時の自分なら、怖くて夜中トイレに行けなかったかもしれません。

シャイニングとジョーズを混ぜて薄めたような雰囲気がありました。なかなか姿を表さない敵に恐怖心が煽られるのですが、ちょっと表さなさすぎ。殺され方も単調で飽きてくるし、グロい死体だけ見せられても、あまり怖くないんですよね。…今だから言えることか。

まあ今の時代に感想を述べるのは難しいですが、新しい発見として、あのジェイソンの代名詞になったホッケーマスクは、一作目には出てなかったんですね。

なんか、お疲れ様でした、という感想です。

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shin

3.5【13日の金曜が不吉であることを広く知らしめた作品。ジェイソン誕生作でもある。】

2023年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

興奮

■1958年6月13日金曜日、美しいキャンプ場、クリスタル・レイクで惨殺事件が発生。
 以来、呪われたキャンプ場として避けられてきたが、年月が経った今では人々の記憶の彼方にあった。
 そのキャンプ場を復活させようとおバカな若者たちが現地に乗り込んでくる。

◆感想

・様々なホラー作品を観て来たものとしては、ハッキリ言って物足りない。
 だが、今作有りてジェイソンシリーズが始まった事には、敬意を表する作品である。

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NOBU

3.0オチを知ってしまっていたが

2023年7月7日
iPhoneアプリから投稿

そこそこ楽しめました

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aaaaaaaa

1.5逆『サイコ』

2022年10月14日
iPhoneアプリから投稿

想像の50倍くらい面白くなくてビビった。というのもたぶん、本作の映画史的立ち位置が「B級バカ映画」の枠をズレて「古典的ホラー」の枠に収まってしまっているからだ。私はもちろん古典的ホラーだと思って見たのであえなく撃沈した。

序盤の若者がワイワイやるシーンには特に面白味がないし、『サイコ』の母子を逆にしたようなオチのつけ方も『サイコ』という明確なリファレンス先がある以上特に驚けない。見せ方に特段の工夫があるわけでもなく、かの有名なジェイソンくんも出てこない(こればかりは私のリサーチ不足ですね…)。

これを見るくらいだったらトロマのクソホラー映画でも見ていたほうがまだ楽しいと思う。「誰でも知ってるタイトルの映画はだいたい面白い」というジンクスを今まで無邪気に信じてきたが、こういう例外があると食指が伸びにくくなってしまうから勘弁してほしい。

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因果
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