何がジェーンに起ったか?

ALLTIME BEST

劇場公開日:1963年4月27日

解説・あらすじ

かつてベビー・ジェーンという名で子役として活躍したジェーン。そして美しいスターだったが、事故で不具となったその姉ブランチ。年老いたふたりは古い屋敷で隠遁生活を送っていた。ジェーンは酒に溺れ、異常な行動を繰り返し、そのあげく体の不自由なブランチに暴力を振るうようになる。追い詰められていくブランチに、やがてジェーンは……? 女性を主人公にした映画でも数々の名作を残したロバート・アルドリッチ、その代表作とも呼べるサスペンス。ジェーン役のベティ・デイビスは鬼気迫る怪演。

1962年製作/134分/アメリカ
原題または英題:What Ever Happened to Baby Jane?
劇場公開日:1963年4月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 アカデミー賞(1963年)

受賞

衣装デザイン賞(白黒) ノーマ・コッホ

ノミネート

女優賞 ベティ・デイビス
助演男優賞 ビクター・ブオノ
撮影賞(白黒) アーネスト・ホーラー
音響賞  

第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ベティ・デイビス
最優秀助演男優賞 ビクター・ブオノ
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0 忘れ得ぬ素晴らしいラスト。これが映画だ。

2025年9月22日
iPhoneアプリから投稿

配信初見。
これは怖い。
楳図かずおな昼も暗い洋館豪邸、
老姉妹の陰湿な確執を延々撮り、
終盤1割で破調気味に転調する
名匠Rアルドリッチの剛腕に痺れた。
忘れ得ぬ素晴らしいラスト。
なんという明解、そして余韻。
これが映画だ。
必見と言おう。

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きねまっきい

5.0 ロバートアルドリッチ監督は猛獣を飼い慣らしたのよね

2025年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

驚く

ドキドキ

この映画でベティデイビスはカンヌ映画祭で主演女優賞を獲得,しかしアカデミー賞は逃した。とにかくベティデイビスがいい、イブのすべてでお気に入りになりその後キャプラ館時のポケットいっぱいの幸福を見てその後旧作を名画座とか行ったりでした。八月の鯨の時はおとなしい演技でした、八月の鯨が遺作になってしまったけど一ファンとしてベティデイビスは支持してました。ジェーンはベティデイビスの晩年の中の代表作ですね、いろんな意味で楽しく面白く怖い映画です。ミザリーとかジェーンがあったからこそだと思います。

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芭蕉翁

4.0 映画終活シリーズ

2025年1月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

1962年度作品
まあまあ面白ろかったわ
ベティ・デイビスの役者魂がみもの

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あきちゃん

3.0 本物のダーク・サスペンスだ。

2024年11月24日
PCから投稿

模型だろうが動物の死骸などグロい描写があり、今では珍しくないが、高潔さが重んじられた公開当時は、よほど衝撃的だったろう。英国では当初、X指定を受けている。

主演の2人は人気が下降気味で、本作が復活作となった。また、実際に確執があり、撮影中も嫌がらせしあって、互いにケガや腰を痛めている。そんな中でも、主演の2人の強烈な熱演が、本作の価値を大いに高めている。

高ぶる狂気を熱演したベティ・デイヴィスと、受け手を巧みに演じたジョーン・クロフォードの、鬼気迫るプロ根性が凄い。グロテスクな描写を交え、血も凍るような形で、根深い嫉妬を描き切った、サイコ・スリラーの傑作だ。

全編を通じたおどろおどろしい雰囲気も良いし、憎悪、復讐、殺人、そして因果応報という、ヒッチコック風のスリラーとメロドラマ風の生々しさが融合した、本物のダーク・サスペンスだといえる。

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岡崎仁