庵野×樋口版「ゴジラ」に長谷川博己&竹野内豊&石原さとみ!タイトルは「シン・ゴジラ」に決定
2015年9月23日 05:00
[映画.com ニュース] 配給大手の東宝は、12年ぶりに製作する新作「ゴジラ」のタイトルが「シン・ゴジラ」に決定したことを発表した。また、脚本・総監督を庵野秀明、監督・特技監督を樋口真嗣が務める同作に、近年の日本映画界をけん引する長谷川博己、竹野内豊、石原さとみが出演していることが明らかになった。
庵野総監督、樋口監督が手がける「シン・ゴジラ」は8月にクランクインしているが、4月1日の製作決定以降、初めて主要キャストの名が公になった。ストーリーはいまだ不明だが、長谷川はゴジラが襲撃する現代日本の政府関係者役、竹野内も同じく政府関係者役、石原は米国エージェント役に扮するという。
長谷川は「世界的に有名な、と言っても過言ではないゴジラ作品に、まさか自分が出演させていただけるとは。空想特撮エンタテインメントであり、大きな危機に直面した時の日本のあり方を問う社会的な側面を持った作品でもあります。ヒットメーカーである庵野総監督、樋口監督のもと、しっかりと自分の役割を務めたいと思います」と気合十分。竹野内も、「61年前に製作された1作目から長い時を経て、29作目に当たる本作は、数々のゴジラシリーズの中でも最強の仕上がりとなり、多くのファンのみならず、世界の観客の心に、そして社会に、深いメッセージを与える作品になると思います」と負けていない。
「進撃の巨人」2部作での好演が記憶に新しい石原は、「ゴジラのオファーがきた時、よっしゃーーーっと家で叫びました」と明かす。それでも、「台本を読みがく然としました。庵野総監督、樋口監督にダメ出しされるなかで、悔しくて涙を流してしまうぐらい、いま難しい役と向き合っています。プレッシャーで胃が痛い毎日ですが、ゴジラにヒロインとして出演させていただけることに責任と幸せを感じて撮影に取り組んでいきたいと思います」と勇猛果敢に撮影に臨んでいる。
同作のエグゼクティブプロデューサーを務める山内章弘氏は、タイトル「シン・ゴジラ」について「タイトルが示す通り、『復活』でも『再生』でもなく、『シン・ゴジラ』です。もちろん、『新』しいゴジラであり、『真』のゴジラであり、『神』のようなゴジラであり、そして……。庵野総監督命名のこのタイトルには、さまざまな意味と思いが込められています」と説明する。ビジュアルは庵野総監督が創造するといい、ギャレス・エドワーズ監督作「GODZILLA」で描かれた体長108メートルをはるかに上回る過去最大になる見込みだ。撮影は、10月末のクランクアップを予定している。
「シン・ゴジラ」(shin-godzilla.jp/23日午前10時~)は、2016年夏に全国で公開。
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トニー・レオンとアンディ・ラウが「インファナル・アフェア」シリーズ以来、およそ20年ぶりに共演した作品で、1980年代の香港バブル経済時代を舞台に巨額の金融詐欺事件を描いた。 イギリスによる植民地支配の終焉が近づいた1980年代の香港。海外でビジネスに失敗し、身ひとつで香港にやってきた野心家のチン・ヤッインは、悪質な違法取引を通じて香港に足場を築く。チンは80年代株式市場ブームの波に乗り、無一文から資産100億ドルの嘉文世紀グループを立ち上げ、一躍時代の寵児となる。そんなチンの陰謀に狙いを定めた汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユンは、15年間の時間をかけ、粘り強くチンの捜査を進めていた。 凄腕詐欺師チン・ヤッイン役をトニー・レオンが、執念の捜査官ラウ・カイユン役をアンディ・ラウがそれぞれ演じる。監督、脚本を「インファナル・アフェア」3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが務めた。香港で興行ランキング5週連続1位となるなど大ヒットを記録し、香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨で12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞など6部門を受賞した。
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