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【全米映画ランキング】「ウォーム・ボディーズ」がV。スタローン主演「バレット」は6位デビュー

 
3週連続の3位となった「世界にひとつのプレイブック」。
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[映画.com ニュース]ボルチモア・レイブンズがサンフランシスコ・フォーティナイナーズを34ー31で破った第47回スーパーボウルの週末。2本の新作がランクインした全米ボックスオフィスは、ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー主演の「ウォーム・ボディーズ(原題)」が約2000万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は、アイザック・マリオンの小説「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」(小学館文庫刊)を、「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レビン監督が映画化したコメディホラー。ゾンビが大量発生した近未来のアメリカを舞台に、人間の女性ジュリー(パーマー)に恋してしまったゾンビR(ホルト)が彼女を守るために奮闘する姿をユーモラスなタッチで描いている。観客の6割が女性で、アメリカンフットボールに興味の無い層を狙った作戦が奏功した格好だ。レビューは概ね好評で、まずまずのスタートを切ったといえるだろう。共演にジョン・マルコビッチ、「ラブ・アゲイン」アナリー・ティプトン。

約920万ドルの興収で、あっさりと首位の座を明け渡したのは、ジェレミー・レナー&ジェマ・アータートン主演のアクションホラー「ヘンゼル&グレーテル」。累計興収は約3400万ドルで、最終興収は5000万ドルあたりにとどまりそう。

3週連続の3位は、オスカー候補「世界にひとつのプレイブック」。累計興収はついに約8000万ドルを突破。アカデミー賞授賞式前の1億ドル超えも現実味を帯びてきた。一方、同作のジェニファー・ローレンスとオスカー主演女優賞を争っているジェシカ・チャステイン主演「ゼロ・ダーク・サーティ」は約530万ドルの興収で5位にランクダウン。だが、こちらも累計は約7700万ドルを記録しており、両作品とも1億ドル近辺の興収で授賞式当日を迎えることになりそうだ。

そして、約450万ドルのオープニング興収で6位デビューとなってしまったのは、シルベスター・スタローン主演の「バレット」。アレクシス・ノランによる仏製グラフィック・ノベルを、「ウォリアーズ」「48時間」「ストリート・オブ・ファイヤー」のウォルター・ヒル監督、「リーサル・ウェポン」「マトリックス」シリーズのメガヒットメーカー、ジョエル・シルバー(製作)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ヒート」「L.A.コンフィデンシャル」「ファイト・クラブ」といった名作で知られるアーノン・ミルチャンの娘アレクサンドラ・ミルチャン(製作)による強力チームで映画化したアクションスリラー。仕事のパートナーを殺され、復讐を誓うニューオーリンズ在住の殺し屋ジミー(スタローン)が、ワシントンDCの韓国系刑事と組んで共通の敵を追撃するストーリーで、ロートルスターのスタローンが圧倒的な強さを見せつける作品だが、2009年のスーパーボウルの週末にスマッシュヒットを記録したリーアム・ニーソン主演のアクション「96時間」のようにはいかず、批評家と観客の双方から大きな支持を得られなかった。共演は「ワイルド・スピード」シリーズのサン・カンに、クリスチャン・スレイター、ジェイソン・モモア。

そのほか、アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキンのアカデミー賞受賞トリオ共演による犯罪コメディ「Stand Up Guys」は北米約650館の上映館数で約150万ドルのオープニング興収。ランク外17位でのスタートとなった。

今週末は、ジュード・ロウ、チャニング・テイタム、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ出演の医薬サスペンス「サイド・エフェクツ(原題)」(スティーブン・ソダーバーグ監督)に、ジェイソン・ベイトマン、メリッサ・マッカーシー共演のコメディ「Identity Thief」が公開となる。