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ジブリ鈴木P「アリエッティ」初日に「ポニョ」超え宣言

 
「ポニョ」超えなるか!?

[映画.com ニュース] スタジオジブリの劇場版最新作「借りぐらしのアリエッティ」が7月17日、全国447スクリーンで封切られた。メガホンをとった米林宏昌監督をはじめ、声優を務めた志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、三浦友和、竹下景子、鈴木敏夫プロデューサーらは、東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で舞台挨拶に臨んだ。

米林監督は96年にスタジオジブリに入社し、今回が初メガホン。「千と千尋の神隠し」(2001)に登場するキャラクター“カオナシ”のモデルとして知られているが、終始緊張気味な面持ちで「たくさんのスタッフが助けてくれて、何とか完成させられました。お客さんが来てくれるのかドキドキしましたが、1年かけて撮ったものなので、本当にうれしい」と話し、安どの表情を浮かべた。

同社の鈴木プロデューサーは、08年7月に公開され興行収入155億5000万円を記録した「崖の上のポニョ」を引き合いに出し「この場に宮崎駿監督がいないから言っちゃいます。『ポニョ』を超えたいんですよ! ひとりでも多くのお客さんが見に来てくれたら、僕の夢が実現できます」と訴えた。

大竹は、この日が53歳の誕生日。バースデーソングをひとりで歌いながら、「私も2人の子どもをジブリ作品を見せて育てました。そんな私が作り手に回らせていただいて、本当にうれしい」と喜んだ。竹下も、「しのぶさんと同じで、子どもたちと一緒に楽しませてもらった。『アリエッティ』に参加できて、家族からの株がちょっと上がりました」。声優初挑戦の志田は、「不安でいっぱいだったけれど、神木くんに声をかけてもらいながら乗り切れた」とほほ笑んでいた。

同作は、1953年に発表されたイギリスの女性作家メアリー・ノートンによる児童文学で、カーネギー賞、アメリカ図書館協会賞などを受賞している名作「床下の小人たち」(岩波少年文庫刊)の映画化。人間の家の床下で、さまざまな生活品を拝借して暮らす体長15センチほどの小さなアリエッティ一家が、その家に引越してきた男の子に姿を見られたことから起こる騒動を描く。