新作映画評論・批評

燃えよ！ピンポン

現在進行形のアメリカン・コメディが詰まった一作

くれい響

ノーカントリー

眼を凝らせ、耳をそばだてよ。コーエン兄弟の神技が観客に迫る

芝山幹郎

魔法にかけられて

戦いの剣に自ら手を伸ばす凛々しさに拍手

森山京子

実録・連合赤軍　あさま山荘への道程（みち）

真の「総括」を問う、若松孝二渾身のメッセージ

清水節

ダージリン急行

馬鹿でとりとめがない映画なのになぜか心に沁みてくる

芝山幹郎

コントロール

当時のある種の人々の生きる態度が顕れている

樋口泰人

スルース

2人の間で醸成されていく“空気”に迫った新しい「スルース」

ジャンパー

"ジャンプ"の映像表現にのみ賭けた、その潔さが痛快

平沢薫

明日への遺言

偉人の超人性ではなく、気高い精神を描いた秀作ドラマ

清水節

アメリカを売った男

リアルな心理描写に比重を置いた2人のスパイの騙し合い

森山京子

ライラの冒険　黄金の羅針盤

映画化に際しての必須課題3点はクリア

平沢薫

ペネロピ

自分で道を切り開いていく力を描いた可愛いファンタジー

森山京子