P.S.アイラヴユー : 映画評論・批評

P.S.アイラヴユー

劇場公開日 2008年10月18日
2008年10月14日更新 2008年10月18日より有楽座ほかにてロードショー

寓話的ラブストーリーを彩る極上サウンドが愉しい!

画像1 (C)2007 CUPID DISTRIBUTION LLC. ALL RIGHTS RESERVED. [拡大画像]

「恋人たちの予感」「ゴースト/ニューヨークの幻」の頃なら、ヒット間違いなしの要素でいっぱいのニューヨーク・ストーリーだ。監督は「マディソン郡の橋」の脚本家リチャード・ラグラベネーズで、感涙の仕掛けがあざといまでにうまいのである。

開巻劈頭、アイルランド系の夫が病気で死に、彼の葬式からラブストーリーは始まる。死んだ夫が、妻(ヒラリー・スワンク)の“その後”を予期して、「P.S. I love you」で終わるラブレターを送り、第2の人生に向けて励ますというファンタジーなのだ。その夫を演じるのはジェラルド・バトラー。何度も回想シーンの中に笑顔で登場するもんだからまったく悲愴感がない。彼がカラオケで歌うのは「ザ・コミットメンツ」(ダブリンが舞台)にも登場した「ムスタング・サリー」。このように2人のラブストーリーは、ゴキゲンな音楽で彩られる。キャメロン・クロウ監督の妻ナンシー・ウィルソンがジャズボーカルを数曲(「Hat Fukka Sand」など)披露しており、クロウ映画のような爽快感もある。世の中にいつも冷めている友人のバーテンダー役をハリー・コニック・Jr.がいい味を出して演じている(残念ながら歌は歌わないが)。

主人公の母親役はキャシー・ベイツで、オスカー女優スワンクを小娘扱いにするほどの名演を披露。「独身?」「ゲイ?」「仕事は?」と訊いて男を品定めする親友役のリサ・クドローらの楽しい演技があって、前向きなハッピーエンドでしめくくられる。特に、極上サウンドは病みつきになる愉しさだ。

(佐藤睦雄)

関連コンテンツ

インタビュー

[動画インタビュー]理想の男性像を演じたジェラルド・バトラー
インタビュー

アイルランド元首相の娘セシリア・アハーンによる同名ベストセラー小説を、ヒラリー・スワンク&ジェラルド・バトラー主演で映画化した「P.S.アイラヴユー」は、最愛の夫を亡くした失意のヒロインが、死んだはずの夫からのラブレターによって、人生...インタビュー

関連ニュース

関連ニュース

フォトギャラリー

DVD・ブルーレイ

映画レビュー

平均評価
3.7 3.7 (全48件)
  • イマイチ ラブストーリーは苦手。 ...続きを読む

    @Jankichi@ @Jankichi@さん  2018年8月15日 13:40  評価:2.0
    このレビューに共感した/0人
  • はぁ...。 予告からして泣きそうになった。 最愛の妻を残しての素敵な夫からのサプライズ、 凄く感動した。 こんなことされたら私は号泣。。 立ち直れる自信がない。 ...続きを読む

    너구리 너구리さん  2018年7月23日 15:27  評価:3.5
    このレビューに共感した/0人
  • 前向きに生きていくこと 亡き夫から届く手紙・・・。ジェレミー・アイアンズ主演「ある天文学者の恋」と設定が似てる。けど今作の方が8年前なんですね。へー。 まず出てくるメンズが色気ムンムン&セクシー♪。とても魅力的。女友... ...続きを読む

    fukui42 fukui42さん  2018年7月17日 14:07  評価:4.0
    このレビューに共感した/0人
  • すべての映画レビュー
  • 映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

新作映画評論

  • ワイルドライフ ワイルドライフ 14歳の少年の多感が画面から溢れ出る。初監督作とは思えない驚きのクオリティ!
  • ピアッシング ピアッシング 異常心理、猟奇、ユーモアを斬新なアートワークでくるんだナイトメア映画
  • X-MEN:ダーク・フェニックス X-MEN:ダーク・フェニックス 現体制最後のX-MENは、旧シリーズの一大事件を踏襲し、テーマの原点へと帰着する
新作映画評論の一覧を見る
Jobnavi
採用情報