全米映画ランキング : 2022年9月16日~2022年9月18日

全米映画ランキング:2022年9月19日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年9月16日~2022年9月18日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ウーマン・キング 無敵の女戦士たち 1 19,000,000 19,000,000
2 1 バーバリアン

Barbarian
「バーバリアン」

20th Century Studios

2 6,300,000 20,915,433
3 Pearl パール

Pearl
「Pearl パール」

A24
(ハピネットファントム・スタジオ)

1 3,124,600 3,124,600
4 ウェスト・エンド殺人事件 1 3,100,000 3,100,000
5 3 ブレット・トレイン

Bullet Train
「ブレット・トレイン」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

8 2,500,000 96,381,145
6 4 トップガン マーヴェリック

Top Gun: Maverick
「トップガン マーヴェリック」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

18 2,180,000 709,054,523
7 5 DC がんばれ!スーパーペット

DC League of Super-Pets
「DC がんばれ!スーパーペット」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

9 2,175,000 87,860,007
8 6 デ・ヴィル家への招待状 5 1,700,000 21,468,901
9 9 ミニオンズ フィーバー 13 1,320,000 364,099,540
10 デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 1 1,225,000 1,225,000

女性戦士軍を描いた歴史アクションが首位! 「X エックス」前日譚など注目作続々

9月末に近づき、9月3週目の週末北米映画市場の興行成績はやや上向きとなり、上位10作品の週末3日間の興行収入は、この1カ月で最高の金額となりました。好成績を支えたのは、首位を獲得した、米ソニー・ピクチャーズ傘下のトライスター・ピクチャーズの「The Woman King(原題)」。週末3日間で興収1900万ドルを記録し、驚きの成功をおさめました。

歴史アクション大作「The Woman King」は、アフリカのダホメ王国(現在のベナン)を守る、「アゴジ」と呼ばれる女性だけの戦士軍の物語。「ブラックパンサー」に登場する、女性だけの親衛隊「ドーラ・ミラージュ」に、インスピレーションを与えたことでも知られています。黒人キャストを中心に、オスカー女優のビオラ・デイビス(「フェンス」)がナニスカ将軍を演じ、スム・ムベドゥ(ドラマ「地下鉄道 自由への旅路」)、ラシャーナ・リンチ(「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」)、ジョン・ボイエガ(「スター・ウォーズ フォースの覚醒」)らが出演。監督はジーナ・プリンス=バイスウッド(「オールド・ガード」)、プロデューサーはデイビスとキャシー・シュルマン(「クラッシュ」)、サウンドトラックはオスカー候補になったテレンス・ブランチャード(「ブラック・クランズマン」)が担当しています。

先週1位だった20世紀スタジオのホラー「Barbarian(原題)」は、2位にランクダウン。週末3日間の興収は630万ドルで、先週末と比べて37%減となりました。同作は、先週2位で、今週はトップ10圏外となったディズニーの「Brahmastra Part One: Shiva(原題)」の週末3日間の興収110万ドルを、大きく上回っています。

今週末は、「The Woman King(原題)」を含む新作4本がトップ10に登場。A24のホラー「Pearl(原題)」は3位に初登場し、週末3日間で興収312万ドルをあげました。同作は、今年公開された「X エックス」の前日譚で、殺人鬼の老婆パールの若き日の姿を描いています。「X」の製作中に密かに撮影されました。「X」に続き、タイ・ウェストが監督を務め、「X」「サスペリア」のミア・ゴスが出演しています。

ディズニーの「See How They Run(原題)」は4位にランクイン。舞台公演中の殺人事件を描くコメディミステリーで、サム・ロックウェル(「スリー・ビルボード」)、エイドリアン・ブロディ(「クリーン ある殺し屋の献身」)、シアーシャ・ローナン(「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」)というアンサンブルキャストが顔をそろえています。週末3日間の興収は、310万ドルを記録しました。

10位でオープニングを飾ったのは、ネオンの「Moonage Daydream(原題)」。デビッド・ボウイの公式ドキュメンタリーで、監督・編集はブレット・モーゲン(「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」)、製作はモーゲンとビル・ガーバー(「アリー スター誕生」)が担当しました。週末3日間の興収は120万ドルで、劇場アベレージでは今週最高の金額となる7205ドルを記録しています。

2022年9月19日更新 Dan Knighton

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