全米映画ランキング : 2019年3月29日~2019年3月31日

全米映画ランキング:2019年4月2日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2019年3月29日~2019年3月31日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ダンボ

Dumbo
「ダンボ」

Walt Disney
(ディズニー)

1 45,000,000 45,000,000
2 1 アス

Us
「アス」

Universal
(東宝東和)

2 33,605,000 128,219,440
3 2 キャプテン・マーベル

Captain Marvel
「キャプテン・マーベル」

Walt Disney
(ディズニー)

4 20,500,000 353,805,815
4 4 ファイブ・フィート・アパート 3 6,250,000 35,875,601
5 Unplanned

Unplanned

Pure Flix

1 6,110,000 6,110,000
6 3 みんなあつまれ!ワンダーパーク 3 4,940,000 37,881,787
7 5 ヒックとドラゴン 聖地への冒険 6 4,232,000 152,966,010
8 39 ホテル・ムンバイ

Hotel Mumbai
「ホテル・ムンバイ」

Bleecker Street Media
(ギャガ)

2 3,164,450 3,279,929
9 6 タイラー・ペリー マデアの家族葬 5 2,700,000 70,039,170
10 ビーチ・バム まじめに不真面目 1 1,800,000 1,800,000

ティム・バートン監督による実写版「ダンボ」が首位デビュー

先週末の全米ボックスオフィスは、ディズニーの名作アニメをティム・バートン監督が実写映画化した「ダンボ」が約4500万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は、大きな耳を使って空を飛ぶことができる小さなゾウの子ども「ダンボ」が、サーカス団の家族の助力を得て、引き離された母親の救出に挑む姿を描いたファンタジードラマ。

ディズニーアニメの実写映画化作では、ビル・コンドン監督「美女と野獣」(17年/約1億7400万ドル)、ティム・バートン監督「アリス・イン・ワンダーランド」(10年/約1億1600万ドル)、ジョン・ファブロー監督「ジャングル・ブック」(16年/約1億300万ドル)、サム・ライミ監督「オズ はじまりの戦い」(13年/約7900万ドル)、アンジェリーナ・ジョリー主演「マレフィセント」(14年/約6900万ドル)、ケネス・ブラナー監督「シンデレラ」(15年/約6700万ドル)に次ぐ歴代7位のOP興収を記録する好スタートとなった。

出演はコリン・ファレル、エバ・グリーン、アラン・アーキンに、バートン監督作「バットマン リターンズ」以来約27年ぶりの共演となったマイケル・キートンとダニー・デビート。ちなみにディズニーアニメの実写映画化作は、ウィル・スミス主演の「アラジン」に「ライオン・キング」、そして「マレフィセント」の続編「Maleficent: Mistress of Evil」など今年だけで3本も控えている。

2位は前週首位だった「アス(原題)」。先週末も興収約3360万ドルと好調を維持し累計は約1億2800万ドルに。3位「キャプテン・マーベル」は約2000万ドルを稼ぎ、累計は3億5000万ドルを突破した。

初登場で5位に入ったのは実録ドラマ「Unplanned」。アメリカで人工妊娠中絶手術などを行っている非営利の医療サービス組織「プランド・ペアレントフッド」で働いていたが、その後、反人工中絶の活動家となったアビー・ジョンソン氏の自伝を映画化した作品。約1000サイトでの上映ながら約630万ドルのOP興収をあげるスマッシュヒットとなった。

その他、「ミスター・ロンリー」「スプリング・ブレイカーズ」のハーモニー・コリン監督が、マシュー・マコノヒー、ザック・エフロン、スヌープ・ドッグ、アイラ・フィッシャー、マーティン・ローレンスらを起用したコメディ「The Beach Bum」が10位に滑り込んだ。

今週末はスティーブン・キング原作の同名大ヒットホラーを30年ぶりに再映画化した「Pet Sematary」、DCコミックス原作のアクションコメディ「シャザム!」にタラジ・P・ヘンソン&サム・ロックウェル主演「The Best of Enemies」が公開となる。

2019年4月2日更新 藤井竜太朗

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