全米映画ランキング : 2017年6月30日~2017年7月2日

全米映画ランキング:2017年7月4日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2017年6月30日~2017年7月2日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 怪盗グルーのミニオン大脱走 1 75,410,275 75,410,275
2 ベイビー・ドライバー

Baby Driver
「ベイビー・ドライバー」

TriStar
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 21,000,000 30,029,105
3 1 トランスフォーマー 最後の騎士王 2 17,000,000 102,103,351
4 2 ワンダーウーマン

Wonder Woman
「ワンダーウーマン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 15,575,000 346,104,475
5 3 カーズ クロスロード

Cars 3
「カーズ クロスロード」

Walt Disney
(ディズニー)

3 9,524,000 120,714,099
6 カジノ・ハウス 1 9,000,000 9,000,000
7 4 海底47m

47 Meters Down
「海底47m」

Entertainment Studios
(ギャガ・プラス)

3 4,682,000 32,591,454
8 22 The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ

The Beguiled
「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」

Focus Features
(アスミック・エース、STAR CHANNEL MOVIES)

2 3,259,740 3,579,188
9 5 ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 4 2,785,260 74,502,100
10 7 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 6 2,411,000 165,466,587

「怪盗グルーのミニオン大脱走」がV 「ベイビー・ドライバー」が2位に

独立記念日前の連休となった先週末の全米ボックスオフィスは、3本の新作がランクインし、ユニバーサル映画&イルミネーション・エンターテインメント製作の3Dアニメ映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」が約7240万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。

同作は2010年に始まった人気アニメ「怪盗グルー」シリーズの第3弾。今回はグルーとミニオンたちの前に、新たな敵バルタザールが立ちはだかる。声の出演はスティーブ・カレル、クリステン・ウィグ、トレイ・パーカー。

約2100万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」などで知られるイギリス人監督エドガー・ライトの新作「ベイビー・ドライバー」。米アトランタで、天才的な運転テクニックを駆使し犯罪者の「逃がし屋」として生計を立てるドライバーのベイビーは、運命の女性と出会い「逃がし屋」稼業から足を洗う決意をするが……。ライト監督は本格的なハリウッドデビューとなった本作で、批評家から圧倒的な支持を獲得。レビュー、興行ともに幸先のいいスタートとなった。主人公ベイビーに「きっと、星のせいじゃない。」のアンセル・エルゴート。共演はケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスのオスカー俳優2人に、リリー・ジェームズ、ジョン・バーンサル、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハム。

3位には前週首位の「トランスフォーマー 最後の騎士王」。累計はちょうど1億ドルを超えたところ。4位「ワンダーウーマン」の累計は約3億4600万ドルを記録し、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(16年/約3億3000万ドル)を抜き、DCエクステンデッド・ユニバースでは最大のヒットとなった。

そして、OP興収870万ドルで6位デビューとなってしまったのが、ウィル・フェレル&エイミー・ポーラー共演のコメディ「The House」。名門大学に合格した娘の高額授業料を稼ぐため、自宅で違法カジノをはじめた夫婦の騒動が描かれる。コンスタントにヒット作を産み出している主演のフェレルとしては、レビュー、興行ともに苦しいスタートとなった。メガホンをとったのは「ネイバーズ」シリーズの脚本などを手がけ、本作が長編監督デビューとなるアンドリュー・ジェイ・コーエン。

その他8位には、前週22位のソフィア・コッポラ監督「The Beguiled」がランクインした。

今週末は、シリーズ2度目のリブートとなるマーベルのアクション大作「スパイダーマン:ホームカミング」が公開となる。

2017年7月4日更新 藤井竜太朗

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