全米映画ランキング : 2016年12月30日~2017年1月1日
全米映画ランキング:2017年1月2日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2016年12月30日~2017年1月1日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 1 | Rogue One: A Star Wars Story | 3 | 65,522,676 | 440,901,381 | |
2 | 2 | Sing | 2 | 57,290,420 | 180,891,910 | |
3 | 3 | Passengers | 2 | 21,074,190 | 66,177,803 | |
4 | 6 | Moana | 6 | 15,198,280 | 214,257,319 | |
5 | 4 | Why Him? | 2 | 13,121,668 | 37,680,255 | |
6 | 7 | Fences | 2 | 13,111,773 | 32,813,917 | |
7 | 8 | La La Land | 3 | 12,576,343 | 37,291,542 | |
8 | 5 | Assassin's Creed | 2 | 11,365,875 | 42,409,393 | |
9 | 9 | Office Christmas Party | 4 | 4,548,443 | 52,095,118 | |
10 | - | Manchester by the Sea | 4 | 4,244,121 | 28,468,772 |
「ローグ・ワン」がV3。「SING シング」が2位
2017年最初の全米ボックスオフィスは、昨年末から首位に居座る「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」が約4900万ドルの興収で王座を守り、V3を果たした。
「ローグ・ワン」の公開18日間の累計興収は約4億4000万ドルを記録し、「エピソード3 シスの復讐」(約3億8000万ドル)を抜き、「スター・ウォーズ」シリーズで歴代4位に。リバイバル上映時の興収を加えた「エピソード4 新たなる希望」(約4億6000万ドル)や「エピソード1 ファントム・メナス」(約4億7400万ドル)を抜き去るのも時間の問題となっている。
15年12月に公開され爆発的なヒットを記録したシリーズ歴代1位の「フォースの覚醒」(最終興収約9億3360万ドル)には届きそうもないが、「ファインディング・ドリー」(最終興収約4億8600万ドル)を抜き、2016年北米最大のヒット作の称号を手に入れるのは間違いなさそうだ。
2位、3位も前週と同じく「SING シング」と「パッセンジャー」。前者は軽く大台を超え、累計は約1億8000万ドルに。後者は批評、興行ともに苦戦し、累計約6600万ドルにとどまっている。
前週からワンランクダウンし5位に入ったジェームズ・フランコ&ブライアン・クランストン主演のファミリーコメディ「Why Him?」も「パッセンジャー」同様に苦戦。レビューもふるわず累計は約3700万ドルに。
一方、オスカー俳優デンゼル・ワシントンが監督・主演を務めた「Fences」はワンランク順位を上げて6位に。10年にワシントンが自らリバイバル上演したオーガスト・ウィルソンの同名戯曲を映画化した作品で、10年の舞台版同様ビオラ・デイビスが相手役を務めている。1950年代の米ピッツバーグを舞台に、ゴミ収集員として働く元野球選手トロイ(ワシントン)とその妻ローズ(デイビス)、そして息子たちの関係が描かれる。多くの批評家から絶賛されており、10年のトニー賞でそれぞれ演劇主演賞を受賞したワシントンとデイビスの2人はオスカーノミネート確実と言われている。
その他、5位から8位にランクダウンしたマイケル・ファスベンダー主演のSF歴史アクション大作「アサシン クリード」も苦戦。アーノン・ミルチャン、フランク・マーシャルという名プロデューサー2人が手がけたスタジオ肝いりの作品だったが、公開13日で累計約4200万ドルとなっている。
今週末は、ケイト・ベッキンセール主演の人気アクションホラー最新作「アンダーワールド ブラッド・ウォーズ」が公開となる。
2017年1月2日更新 藤井竜太朗