全米映画ランキング : 2016年4月22日~2016年4月24日

全米映画ランキング:2016年4月25日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年4月22日~2016年4月24日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ジャングル・ブック

The Jungle Book
「ジャングル・ブック」

Walt Disney
(ディズニー)

2 60,803,000 191,477,426
2 スノーホワイト 氷の王国 1 20,080,250 20,080,250
3 2 バーバーショップ3 リニューアル! 2 10,830,000 36,031,492
4 5 ズートピア

Zootopia
「ズートピア」

Walt Disney
(ディズニー)

8 6,611,000 316,435,606
5 3 メリッサ・マッカーシー in ザ・ボス 世界で一番お金が好き! 3 6,075,675 49,503,880
6 4 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 5 5,520,000 319,501,603
7 6 クリミナル 2人の記憶を持つ男

Criminal
「クリミナル 2人の記憶を持つ男」

Summit Entertainment
(KADOKAWA)

2 3,100,000 10,864,486
8 7 My Big Fat Greek Wedding 2 5 2,097,465 55,372,205
9 リベンジ・ファイト 相棒は天才ハッカー!? 1 1,350,000 1,350,000
10 王様のためのホログラム

A Hologram for the King
「王様のためのホログラム」

Roadside Attractions
(ポニーキャニオン)

1 1,206,850 1,206,850

「ジャングル・ブック」V2。「スノーホワイト 氷の王国」は2位に

先週末の全米ボックスオフィスは、2本の新作がランクインしたが、前週首位のディズニー超大作「ジャングル・ブック」が勢いを維持し、約6100万ドルの興収でV2を果たした。

同作の累計興収はすでに2億ドル目前の約1億9200万ドルで、4億ドルも十分狙える位置につけている。

「ジャングル・ブック」の大ヒットに阻まれ、首位デビューを逃したのは2位初登場の「スノーホワイト 氷の王国」。2012年に大ヒットを記録したクリステン・スチュワート主演「スノーホワイト」の続編。今作では「スノーホワイト」では脇役だった猟師エリックが主役となり、邪悪な女王ラヴェンナとその妹で「氷の女王」と呼ばれるフレイヤに立ち向かう。前作のオープニング興収は約5600万ドルだったが、今作では約2000万ドルと大ブレーキ。批評家からも厳しいレビューが多く集まり、苦しい出足になった。監督はビジュアル・エフェクト出身のセドリック・ニコラス=トロイヤン。出演はクリス・へムズワース(エリック)、シャーリーズ・セロン(ラヴェンナ)の続投組に、エミリー・ブラント(フレイヤ)、ジェシカ・チャステイン。

3位はアイス・キューブ製作・主演のコメディ「Barbershop: The Next Cut」で、累計は約3600万ドルに。

9位にはメキシコのスター、オマール・チャパーロ主演の「Compadres」が初登場でランクイン。チャパーロ扮する元刑事がオタクの若いハッカーと組んで犯罪王に復讐する物語。368サイトでの上映ながら、401サイトで上映したトム・ハンクス主演作「A Hologram for the King」(こちらは11位)を上回る快挙となった。

惜しくもトップ10圏外からのデビューとなったトム・ハンクス主演「A Hologram for the King」は、「ラン・ローラ・ラン」「パフューム ある人殺しの物語」のトム・ティクバ監督によるコメディドラマ。ビジネスに失敗した米ビジネスマンが、その損失の穴埋めを行うために、自分のアイデアをサウジアラビアの金持ちたちに売ろうと奮闘するストーリー。ハンクス主演作では珍しい中規模での公開で、レビューも悪くはなかったが中途半端なスタートとなってしまった。

今週は、「プリティ・ウーマン」「バレンタインデー 」のゲイリー・マーシャル監督の新作「Mother's Day」に、TVコメディシリーズ「Key & Peele」から派生した猫探し映画「Keanu」などが公開となる。

2016年4月25日更新 藤井竜太朗

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