全米映画ランキング : 2013年5月17日~2013年5月19日

全米映画ランキング:2013年5月21日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年5月17日~2013年5月19日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 スター・トレック イントゥ・ダークネス 1 70,555,000 84,091,000
2 1 アイアンマン3

Iron Man 3
「アイアンマン3」

Walt Disney
(ディズニー)

3 35,182,000 337,073,000
3 2 華麗なるギャツビー

The Great Gatsby
「華麗なるギャツビー」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 23,415,000 90,159,000
4 3 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 4 3,100,000 46,574,000
5 7 クルードさんちのはじめての冒険 9 2,750,000 176,750,200
6 5 42 世界を変えた男

42
「42 世界を変えた男」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 2,730,000 88,735,000
7 9 MUD マッド

Mud
「MUD マッド」

Roadside Attractions/Lionsgate
(東京テアトル、アース・スターエンタテインメント)

4 2,250,000 11,650,000
8 6 オブリビオン

Oblivion
「オブリビオン」

Universal
(東宝東和)

5 2,222,390 85,473,350
9 4 Peeples

Peeples

Lionsgate

2 2,150,000 7,857,777
10 8 グリフィン家のウエディングノート 4 1,100,000 20,197,984

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が首位デビュー

サマーシーズン3週目を迎えた先週末の全米ボックスオフィスは、J・J・エイブラムス監督の最新作「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が封切られ、約7000万ドルのオープニング興収をあげて首位デビューを果たした。

同作は2009年にエイブラムス監督がリブートした新生「スター・トレック」シリーズの第2作。突如として現れ、地球に攻撃を仕掛けてきた謎の男ハリソンに対抗するため、カーク艦長とスポックはエンタープライズ号を率いて宇宙の戦闘地帯へと旅立つが……。レビューはエイブラムス作品らしく概ね良好だったが、オープニング興収は約7000万ドルと業界の予想を下回る成績となってしまった。第1作のオープニング興収が約7500万ドルで最終興収約2億5700万ドルだったため、第2作は現状で2億ドル近辺が最終興収のラインとなる。約1億9000万ドルという巨費をかけ、前作以上のスケールで製作された作品だけに、これからの巻き返しに期待したいところだ。

キャストは主人公カーク役のクリス・パインに、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、サイモン・ペッグ、ジョン・チョウ、ブルース・グリーンウッドらレギュラー陣のほか、「ロボコップ」「裸のランチ」の名優ピーター・ウェラー、TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」で人気スターとなったベネディクト・カンバーバッチが敵役ハリソンとして登場する。

約3500万ドルで2位にダウンしてしまったのは「アイアンマン3」。17日間の累計は約3億3700万ドルで、4億ドルを射程圏内に収めている。また、海外の興収を含めた全世界興収ではすでに10億ドルを突破し、歴代9位にランクインしている。

そして、前週2位だった「華麗なるギャツビー」は約2300万ドルの興収で3位に。累計は9000万ドルオーバーで、今週中にも1億ドルに到達する見込みだ。

メモリアル・デイ(戦没者追悼記念日)の連休を迎え、いよいよ夏本番となる今週は、人気シリーズの第6弾「ワイルド・スピード EURO MISSION」、シリーズ最終章「ハングオーバー!!! 最後の反省会」のほか、イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演の「ビフォア・ミッドナイト」(リチャード・リンクレイター監督)が公開となる。

2013年5月21日更新 藤井竜太朗

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