全米映画ランキング : 2012年10月5日～2012年10月7日
全米映画ランキング：2012年10月9日発表（毎週月曜日更新）
全米週末興行成績：2012年10月5日～2012年10月7日
（金額・順位は確定後のもの）Exhibitor Relations Co. Inc.
| 順位 | 先週 | タイトル「邦題」／配給（日本配給） | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 初 |  | Taken 2 | 1 | 49,514,769 | 49,514,769 |
| 2 | 1 |  | Hotel Transylvania | 2 | 26,300,000 | 76,000,000 |
| 3 | 6 |  | Pitch Perfect | 2 | 14,846,830 | 21,698,038 |
| 4 | 2 |  | Looper | 2 | 12,116,001 | 40,216,652 |
| 5 | 初 |  | Frankenweenie | 1 | 11,412,213 | 11,412,213 |
| 6 | 3 |  | End of Watch | 3 | 4,004,071 | 32,850,017 |
| 7 | 4 |  | Trouble with the Curve | 3 | 3,829,153 | 29,668,976 |
| 8 | 5 |  | House at the End of the Street | 3 | 3,756,023 | 27,589,167 |
| 9 | 9 |  | The Master | 4 | 1,861,703 | 12,337,032 |
| 10 | 7 |  | Finding Nemo 3D | 4 | 1,624,536 | 39,038,997 |
リーアム・ニーソン主演「96時間 リベンジ」がV。「フランケンウィニー」は5位
10月最初の全米ボックスオフィス。2本の新作がランクインした先週末は、リーアム・ニーソン主演の「96時間 リベンジ」が約4950万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。
2009年に北米で公開され（ヨーロッパでは08年公開）、予想外の大ヒットを記録したアクションスリラーの第2弾。第1作「96時間」では、パリ滞在中に誘拐された愛娘を救うため元CIA工作員ブライアン・ミルズ（ニーソン）が闇の犯罪組織を相手に孤軍奮闘する姿が描かれたが、第2作の今作はタイトルが示すとおり、第1作でミルズに倒された犯罪組織の親族が復讐を目的にイスタンブール滞在中のミルズ親娘たちに襲いかかるという内容。
リュック・ベッソン製作の作品とあって、いつもながらレビューは厳しめだが、オープニング興収は前作（約2470万ドル）の約2倍となる約4950万ドルで、10月公開作品では「パラノーマル・アクティビティ3」（11年／約5256万ドル）、「ジャッカス3D」（10年／約5035万ドル）に次ぐ歴代3位の好成績となった。1億ドル超えはほぼ確実で、前作の最終興収約1億4500万ドルにどこまで近づけるかに注目が集まる。監督はピエール・モレルからオリビエ・メガトンへとバトンタッチ。共演にファムケ・ヤンセン、マギー・グレイス、ラデ・シェルベッジア。
2位は「モンスター・ホテル」。10日間の累計興収は約7600万ドルで、こちらも1億ドル超えは堅そうだ。前週2位デビューだった「LOOPER ルーパー」は、約1200万ドルの興収で4位に。作品の評価は高いが、10日間の累計は約4000万ドルでやや伸び悩み気味。7500万ドルあたりで終わる可能性が高い。
そして、初登場で5位となったのはティム・バートン監督の最新作「フランケンウィニー」。同作は84年製作の実写短編を、バートンが3D白黒ストップモーションアニメの長編としてセルフリメイクしたコメディホラー。愛犬スパーキーを失った少年フランケンシュタインが雷のショックによりスパーキーを蘇生させることに成功するが、そのことによりパニックになる街の様子が描かれる。批評家受けは良かったが、オープニング興収は約1200万ドルと振るわなかった。
今週末は、ベン・アフレック監督・主演の話題作「アルゴ」のほか、コリン・ファレル、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ウディ・ハレルソン、トム・ウェイツ、オルガ・キュリレンコ、クリストファー・ウォーケン共演の犯罪コメディ「Seven Psychopaths」などが公開となる。
2012年10月9日更新 藤井竜太朗