全米映画ランキング : 2011年12月23日~2011年12月25日
全米映画ランキング:2011年12月26日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2011年12月23日~2011年12月25日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 3 | Mission: Impossible - Ghost Protocol | 2 | 26,535,000 | 58,970,000 | |
2 | 1 | Sherlock Holmes: A Game of Shadows | 2 | 17,800,000 | 76,554,000 | |
3 | 2 | Alvin and the Chipmunks: Chip-Wrecked | 2 | 13,325,000 | 50,265,000 | |
4 | 初 | The Girl with the Dragon Tattoo | 1 | 13,000,000 | 21,400,000 | |
5 | 初 | 1 | 9,125,000 | 17,132,000 | ||
6 | 初 | We Bought a Zoo | 1 | 7,800,000 | 7,800,000 | |
7 | 4 | New Year's Eve | 3 | 3,005,000 | 32,342,000 | |
8 | 8 | Arthur Christmas | 5 | 2,700,000 | 44,200,000 | |
9 | 6 | The Twilight Saga: Breaking Dawn - Part 1 | 6 | 2,100,000 | 270,900,000 | |
10 | 7 | Hugo | 5 | 2,025,000 | 43,652,000 |
「M:I-4」がV。「ドラゴン・タトゥーの女」4位、「タンタン」5位
クリスマスを迎えた全米ボックスオフィスは3本の新作がランクインするも、上位3位までは前週と同じ3作が居座る結果となった。そんな中、約2700万ドルの興収でトップへと躍り出たのはトム・クルーズ主演「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」だった。
同作の10日間の累計興収は約6000万ドル。1週目が425サイトのみでの限定公開という変則的な興行だったので、これまでのシリーズと単純比較はできないが、第3作「M:i:III」(06)の最終興収約1億3400万ドルを超えるのは確実。また、シリーズ最大のヒットとなった「M:i-2」(00年/最終興収約2億1500万ドル)を超えるのは難しそうだが、第1作「ミッション:インポッシブル」(96年/最終興収約1億8100万ドル)は上回るかもしれないといったところが現状だ。作品の評価が高く口コミが好成績へとつながっていて、トム・クルーズとしては「M:i:III」以来、約5年半ぶりのボックスオフィス首位を記録。(決して不可能ではなかっただろうが)ミッションも成功し、前作の失敗のリベンジも果たしたといっても過言ではないだろう。
2位は「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」。10日間の累計は約7700万ドル。26日の分も入れると累計9000万ドルだが、こちらは前作と比べるとかなり見劣りする結果に。3位「Alvin and the Chipmunks: Chip-Wrecked」も前週に引き続き苦しい興行。10日間の累計興収約5000万ドルは前2作の第2週の累計興収の約60%。最終興収は1億5000万ドルに届けば御の字か。
そして4位デビューとなったのが、話題作「ドラゴン・タトゥーの女」。ご存じスウェーデン発の世界的ベストセラー「ミレニアム」シリーズ第1作を、「ソーシャル・ネットワーク」「セブン」のデビッド・フィンチャー監督がハリウッドリメイクしたサスペンススリラー。レビューも好調でアカデミー賞ノミネートも噂されるなど評判通りの出来映えだが、興収はやや少なめか。製作はスコット・ルーディン、脚本にスティーブン・ザイリアン。主演はダニエル・クレイグと「ソーシャル・ネットワーク」のルーニー・マーラ。
その他、ヨーロッパでは大ヒットを記録したスピルバーグ監督の3Dアドベンチャー「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」がようやく全米公開され5位に。「ザ・エージェント」「バニラ・スカイ」のキャメロン・クロウ監督とマット・デイモンがタッグを組んだ家族ドラマ「幸せへのキセキ」は6位デビューとなってしまった。
クリスマス当日に公開された、この冬もうひとつのスピルバーグ監督作品「戦火の馬」、エミール・ハーシュ主演のSFスリラー「The Darkest Hour」はランクインしなかったが、次週のトップ10にはランクイン確実。また、限定公開の話題作「ものすごくうるさくてありえないほど近い」(トム・ハンクス&サンドラ・ブロック主演、スティーブン・ダルドリー監督)は年明けに拡大公開となる。
2011年12月26日更新 藤井竜太朗