全米映画ランキング : 2011年12月9日~2011年12月11日

全米映画ランキング:2011年12月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年12月9日~2011年12月11日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ニューイヤーズ・イブ

New Year's Eve
「ニューイヤーズ・イブ」

Waner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 13,705,000 13,705,000
2 ピンチ・シッター 1 10,000,000 10,000,000
3 1 トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1 4 7,900,000 259,483,267
4 2 ザ・マペッツ

The Muppets
「ザ・マペッツ」

Walt Disney
(ディズニー)

3 7,100,000 65,800,000
5 4 アーサー・クリスマスの大冒険

Arthur Christmas
「アーサー・クリスマスの大冒険」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 6,600,000 33,490,000
6 5 ヒューゴの不思議な発明

Hugo
「ヒューゴの不思議な発明」

Paramount
(パラマウント)

3 6,125,000 33,489,000
7 9 ファミリー・ツリー

The Descendants
「ファミリー・ツリー」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

4 4,385,000 23,635,423
8 3 ジャックとジル

Jack and Jill
「ジャックとジル」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 3,200,000 68,647,000
9 6 インモータルズ 神々の戦い

Immortals
「インモータルズ 神々の戦い」

Relativity Media
(東宝東和)

5 2,442,000 79,849,505
10 7 ペントハウス

Tower Heist
「ペントハウス」

Universal
(東宝東和)

6 2,379,350 74,142,880

「ニューイヤーズ・イブ」がV。ジョナ・ヒル主演コメディが2位

12月第2週の全米ボックスオフィス。例年ならホリデーシーズン用の映画で大賑わいだが、先週末はまったくチケットが売れず、今年最低の売り上げとなった。そんな中、首位に立ったのは、昨年大ヒットを記録した「バレンタインデー」の姉妹編となるオールスター・キャストによる群像ラブコメディ「ニューイヤーズ・イブ」だった。

同作のオープニング興収は約1370万ドルで、前作「バレンタインデー」の約25%というかなり厳しいスタート。レビューも、前作同様ひどい叩かれようで、よほどのアイデアがない限り3作目は製作されないだろう。監督はゲイリー・マーシャル。出演はオスカー俳優のロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリーのほか、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、ザック・エフロン、ジョシュ・デュアメルなど。

約980万ドルの興収で2位デビューとなったのはジョナ・ヒル主演のコメディ「The Sitter」。ベビーシッターを頼まれた大学生(ヒル)とその家の子供たちの大騒ぎが描かれる。このところ助演した作品が好調だったヒルをスター俳優として一本立ちさせるために作られたような企画だったが、シナリオに恵まれず、興収、レビューともに残念な結果になってしまった。監督は「スモーキング・ハイ」のデビッド・ゴードン・グリーン。

3位は、前週まで3週連続首位だった「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1」。さすがに息切れしてきたか、興収は約790万ドル。累計興収(24日間)を約2億6000万ドルとしたが、3億ドル超えはちょっと厳しそうだ。

その他、圏外でシャーリーズ・セロン主演のコメディドラマ「ヤングアダルト」(ジェイソン・ライトマン監督、ディアブロ・コーディ脚本)、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレの代表作をゲイリー・オールドマン主演で映画化した「Tinker Tailor Soldier Spy」などが登場。拡大公開されてからの興収に期待がかかる。

今週は、ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ共演の大ヒットアクション第2弾「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」が公開となる。

2011年12月12日更新 藤井竜太朗

過去のランキング