全米映画ランキング : 2010年5月28日~2010年5月30日

全米映画ランキング:2010年5月31日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年5月28日~2010年5月30日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 シュレック フォーエバー

Shrek Forever After
「シュレック フォーエバー」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

2 43,345,000 133,095,000
2 セックス・アンド・ザ・シティ2

Sex and the City 2
「セックス・アンド・ザ・シティ2」

New Line/Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 32,125,000 46,333,000
3 プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂 1 30,170,000 30,170,000
4 2 アイアンマン2

Iron Man 2
「アイアンマン2」

Paramount
(パラマウント)

4 16,035,000 274,612,000
5 3 ロビン・フッド

Robin Hood
「ロビン・フッド」

Universal
(東宝東和)

3 10,305,000 83,024,000
6 4 ジュリエットからの手紙 3 5,900,000 36,600,000
7 5 恋のスラムダンク 3 2,200,000 18,197,000
8 7 デート&ナイト 8 1,750,000 93,447,000
9 6 ほぼ冒険野郎 マクグルーバー 2 1,477,000 7,127,000
10 9 ヒックとドラゴン

How to Train Your Dragon
「ヒックとドラゴン」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

10 1,025,000 212,629,000

「シュレック4」がV2。「SATC2」が2位、「ペルシャ」が3位でデビュー

「セックス・アンド・ザ・シティ2」「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」という2本の強力作がランクインしたメモリアル・デイ連休の週末だったが、「シュレック フォーエバー」が約4330万ドルの興収で首位を守った。

新作2本の大ブレーキによりV2を果たした「シュレック フォーエバー」だが、10日間の累計興収は約1億3300万ドルで、このままの調子で稼いだとしても最終興収は2億3000万ドル近辺となり、シリーズ最低の成績になることは必至だ。ちなみに同シリーズは第1作「シュレック」(01年)が約2億6700万ドル、「シュレック2」(04)が約4億3670万ドル、「シュレック3」(07)が約3億2270万ドルを稼いでいる。

女性ファン大注目の「セックス・アンド・ザ・シティ2」は、業界の期待を裏切り、2位デビュー。前作「セックス・アンド・ザ・シティ」(08)が、約5680万ドルのオープニング興収を上げていただけに期待は大きかったが、フタを開けてみれば前作のオープニング興収の約56%にあたる約3210万ドルしか稼げなかった。作品評にも厳しい声が多く、前途多難のスタートとなった。

3位はヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーの新作「プリンス・オブ・ペルシャ」。オープニング興収約3020万ドルは近年のブラッカイマー製作のアクション映画では最低の成績。最終興収も1億ドルあたりになりそう。ブラッカイマーは7月公開のアクション・アドベンチャー「魔法使いの弟子」(ニコラス・ケイジ主演)で巻き返しをはかる。

4位は「アイアンマン2」。先週末は約1600万ドルを稼ぎ、24日間の累計で約2億7460万ドルの興収。3億ドル突破は堅いが、前作の最終興収(約3億1800万ドル)は超えられるかどうか微妙なところだ。

今週末は、アシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグル共演のアクション・コメディ「Killers」、ジャド・アパトウ製作のコメディ「Get Him to the Greek」が公開となる。

2010年5月31日更新 藤井竜太朗

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