全米映画ランキング : 2010年4月2日~2010年4月4日

全米映画ランキング:2010年4月5日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年4月2日~2010年4月4日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 タイタンの戦い

Clash of the Titans
「タイタンの戦い」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 61,400,000 61,400,000
2 理想の夫婦のつくり方 1 30,150,000 30,150,000
3 1 ヒックとドラゴン

How to Train Your Dragon
「ヒックとドラゴン」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

2 29,200,000 92,326,000
4 ラスト・ソング

The Last Song
「ラスト・ソング」

Touchstone
(ディズニー)

1 16,203,000 25,590,000
5 2 アリス・イン・ワンダーランド 5 8,267,000 309,793,000
6 3 オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式 2 8,000,000 27,842,000
7 4 バウンティー・ハンター

The Bounty Hunter
「バウンティー・ハンター」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 6,200,000 48,957,000
8 5 グレッグのダメ日記(2010) 3 5,525,000 46,234,000
9 6 ある日モテ期がやってきた 4 1,463,000 28,659,000
10 8 シャッター アイランド

Shutter Island
「シャッター アイランド」

Paramount
(パラマウント)

7 1,462,000 123,415,000

「タイタンの戦い」、4月歴代2位の好成績でスタート

イースター(キリスト復活祭)の週末。3本の新作がランクインした全米ボックスオフィスは、「アバター」のサム・ワーシントン主演最新作「タイタンの戦い」が約6100万ドルのオープニング興収で、首位デビューを飾った。

同作は特撮映画の巨匠レイ・ハリーハウゼンによる1981年の同名アクション・ファンタジーをリメイクした3D超大作。ギリシャ神話の時代を背景に、神の子ながら人間として育てられた勇者ペルセウスが、人類の存亡をかけて神々の送り出す刺客と戦う姿が描かれる。

約6100万ドルのオープニング興収は昨年同時期公開の「ワイルド・スピードMAX」(約7095万ドル)に次ぐ4月歴代2位。批評家からの厳しい言葉をものともせず、3D効果で大ヒットスタートとなった。最終興収1億5000万ドルは堅そうだ。

約3000万ドルの興収で2位デビューとなったのは、日本では知名度のないタイラー・ペリーが07年に製作したコメディドラマ「Why Did I Get Married?」の続編「Why Did I Get Married Too?」。4組のカップルが年に1度のバケーションでバハマへ行き、それぞれの結婚生活を分析するという内容。こちらも批評家からの評価は芳しくないが、前作のオープニング興収を900万ドルも上回る好成績を収めた。

3位は前週首位の「ヒックとドラゴン」。爆発的なヒットにはなっていないが10日間の累計興収は約9200万ドルとなり、1億ドル目前。そして4位デビューとなったのはマイリー・サイラス主演の青春ドラマ「The Last Song」。「ハンナ・モンタナ」のように華々しいデビューではないが、10代の女性を確実に集客し、週末3日間で約1600万ドル、水曜日からの合計で約2600万ドルを稼いだ。

「アリス・イン・ワンダーランド」は、3D上映劇場を「タイタン」と「ヒックとドラゴン」の新作2本にとられたせいか、約830万ドルの稼ぎで5位にランクダウン。とはいえ、累計興収はついに3億ドルを突破。3億5000万ドルまであともうひと踏ん張りである。

今週末はクリステン・スチュワート&ダコタ・ファニング主演の音楽ドラマ「The Runaways」、スティーブ・カレル&ティナ・フェイ共演のコメディ「Date Night」などが公開となる。

2010年4月5日更新 藤井竜太朗

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