全米映画ランキング : 2008年8月15日~2008年8月17日

全米映画ランキング:2008年8月19日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年8月15日~2008年8月17日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 トロピック・サンダー 史上最低の作戦 1 26,000,000 37,000,000
2 1 ダークナイト

The Dark Knight
「ダークナイト」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 16,800,000 471,500,000
3 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ

Star Wars: The Clone Wars
「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 15,500,000 15,500,000
4 ミラーズ

Mirrors
「ミラーズ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 11,100,000 11,100,000
5 2 スモーキング・ハイ 2 10,000,000 62,900,000
6 3 ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 3 8,600,000 86,700,000
7 6 マンマ・ミーア!

Mamma Mia!
「マンマ・ミーア!」

Universal
(東宝東和)

5 6,500,000 116,400,000
8 4 旅するジーンズと19歳の旅立ち 2 5,900,000 32,000,000
9 5 俺たちステップ・ブラザーズ 義兄弟 4 5,000,000 90,900,000
10 それでも恋するバルセロナ

Vicky Cristina Barcelona
「それでも恋するバルセロナ」

MGM/Weinstein
(アスミック・エース)

1 3,700,000 3,700,000

「トロピック・サンダー」が首位デビュー。「クローン・ウォーズ」は3位

4本の新作がランクインした今週の全米ボックスオフィスは、この夏一番のメガヒットを記録した「ダークナイト」がついに王座を明け渡し、ベン・スティラー&ジャック・ブラック&ロバート・ダウニー・Jr.主演による「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」が首位デビューを果たした。公開日から5日間の累計で約3600万ドル、週末3日間で約2600万ドルを稼いだ「トロピック・サンダー」はベン・スティラーが監督も兼任した戦争アクションコメディ。東南アジアで「地獄の黙示録」風の戦争超大作を撮る映画監督が、予算オーバーを理由に製作中止を要求してくるスタジオ幹部に怒り、スティラーらが扮するスター俳優たちを騙してジャングルの奥地にある本物の戦場へと連れて行くというストーリー。劇中、「retard(知恵遅れ)」という言葉が頻繁に登場し、知的発達障害者の団体から抗議運動を受けるなど過激な笑いが評判を呼んでいた同作だったが、批評家からはまずまずの評価を受けており、今後の成績にも期待がかかる。2位は「ダークナイト」。ついに首位陥落となったが、累計興収は約4億7100万ドルに達し、「スター・ウォーズ」(77、97/約4億6100万ドル)を抜き、「タイタニック」(97/約6億100万ドル)に次ぐ歴代2位となった。3位は今週末日本でも公開される「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」。シリーズ新3部作「エピソード2/クローンの攻撃」と「エピソード3/シスの復讐」の間で起こる“クローン戦争”を描いた長編CGアニメーションだが、批評家の評価は芳しくなく、オープニング成績も約1500万ドルどまり。4位の「Mirrors」は「ハイテンション」のアレクサンドル・アジャ監督が、キーファー・サザーランド主演で韓国映画「Mirror 鏡の中」をリメイクしたサスペンス。そして、10位にはウッディ・アレンが、バルセロナを舞台にスカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスらの恋愛を描いたラブコメ「Vicky Cristina Barcelona」が滑り込んだ。来週はトム・クルーズ製作、ポール・W・S・アンダーソン監督、ジェイソン・ステイサム主演によるアクション「Death Race」、アイス・キューブ主演のスポーツドラマ「The Longshots」などが公開される。

2008年8月19日更新 編集部

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