全米映画ランキング : 2008年7月11日~2008年7月13日

全米映画ランキング:2008年7月14日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2008年7月11日~2008年7月13日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ヘルボーイ ゴールデン・アーミー 1 35,900,000 35,900,000
2 1 ハンコック

Hancock
「ハンコック」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 33,000,000 165,000,000
3 センター・オブ・ジ・アース

Journey to the Center of the Earth 3D
「センター・オブ・ジ・アース」

New Line
(ギャガ・コミュニケーションズ)

1 20,600,000 20,600,000
4 2 ウォーリー

Wall-E
「ウォーリー」

Walt Disney
(ディズニー)

3 18,500,000 162,800,000
5 3 ウォンテッド

Wanted
「ウォンテッド」

Universal
(東宝東和)

3 11,600,000 112,000,000
6 4 ゲット スマート

Get Smart
「ゲット スマート」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 7,100,000 111,500,000
7 デイブは宇宙船 1 5,300,000 5,300,000
8 5 カンフー・パンダ

Kung Fu Panda
「カンフー・パンダ」

Paramount/Dreamworks
(アスミック・エース、角川エンタテインメント)

6 4,300,000 202,000,000
9 8 キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー 4 2,400,000 11,000,000
10 7 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 8 2,300,000 310,500,000

「ヘルボーイ」の続編が首位デビュー。「センター・オブ・ジ・アース」は3位

サマーシーズン後半戦に突入した全米ボックスオフィス。3本の新作がランクインした今週は04年にヒットを記録したアメコミ映画「ヘルボーイ」の続編「ヘルボーイ2/ザ・ゴールデン・アーミー(原)」が約3600万ドルの興収をあげて首位デビューを果たした。配給がソニー(レボリューション・スタジオ)からユニバーサルに替わって製作された同作は、ギレルモ・デル・トロ監督(「パンズ・ラビリンス」)&主演ロン・パールマンが続投し、悪魔の子供“ヘルボーイ”の活躍をスケールアップして描いた大作。批評も概ね好評で前作の最終興収(約5960万ドル)は軽く超えて、1億ドル突破も狙えそうだ。初登場3位にランクインしたのは、SFの父ジュール・ベルヌ原作の「地底旅行」を最新技術で3D映画化したファミリー向けアドベンチャー「センター・オブ・ジ・アース」。ハリウッドの今後を占う上で注目を集めた劇場用実写3D映画だったが、今回は約2850館のうち7割が設備の関係で3D上映を出来ずに通常の2Dで上映。約850館のみでの3D上映だったため、オープニング興収は約2060万ドルに終わった。主演は「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー。監督は「トータル・リコール」「デイ・アフター・トゥモロー」のVFXスーパーバイザーを務めたエリック・ブレビグ。また、エディ・マーフィが人間型宇宙船とエイリアンの1人2役を務めたコメディ「デイブは宇宙船」は興収約530万ドルで7位デビュー。批評家受けも芳しくなく、厳しいスタートを切った。来週は今年1月に亡くなったヒース・レジャーの“ジョーカー”が話題を呼んでいるバットマンシリーズの新作「ダークナイト」、メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース共演によるブロードウェイ・ミュージカルの映画化「マンマ・ミーア!」が公開される。

2008年7月14日更新 藤井竜太朗

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