マーレン・アーデ
ドイツ・カールスルーエ出身。ミュンヘンの映画大学HFFの映画・TV学部で映像制作を学び、大学の卒業制作として監督した「Der Wald vor lauter Baumen(英題:The Forest for the Trees」(03)が米サンダンス映画祭で特別審査員賞を受賞するなど、国外でも評価される。長編2作目「恋愛社会学のススメ」(09)はベルリン国際映画祭で審査員グランプリ・銀熊賞に輝き、主演女優ビルギット・ミニヒマイアーに銀熊賞(最優秀女優賞)をもたらした。監督3作目「ありがとう、トニ・エルドマン」(16)はカンヌ国際映画祭のコンペ部門に出品されたほか、ヨーロッパ映画賞で作品賞・監督賞・脚本賞など5部門を制覇し、アカデミー外国語映画賞にもノミネート。ハリウッドでのリメイクも決定した。その他プロデューサとして、夫ウルリッヒ・クーラーの監督作や、ポルトガルの俊英ミゲル・ゴメス監督の「熱波」などの製作を務める。