片岡孝太郎
歌舞伎俳優。父は、15代目片岡仁左衛門。73年 歌舞伎座「夏祭」の市松役で初舞台を踏む。女方として定評があり、江戸・上方の枠を越えて活躍する。94年、名題に昇進。映像作品でも存在感を発揮しており、スティーブン・スピルバーグ「太陽の帝国」(87)で特攻隊員の少年役を演じたのを皮切りに、TVドラマ「白い巨塔」(03~04)などに出演。村歌舞伎をテーマにした映画「Beauty うつくしいもの」(08)では主演を務め、「終戦のエンペラー」(13)では昭和天皇役を演じた。山田洋次監督「小さいおうち」(13)にも出演する。妹の片岡サチ(旧芸名:汐風幸)と片岡京子も、女優として活動していた。