ティムール・ベクマンベトフ : ウィキペディア(Wikipedia)

ティムール・ベクマンベトフ(; ; , 1961年5月25日 - )はカザフスタン出身の映画監督。

経歴

カザフスタンのアティラウ生まれ。父親はエネルギー会社勤務、母親はジャーナリストhttps://www.imdb.com/name/nm0067457/bio/。タシュケントで舞台や映画を学ぶ。軍に入った後、セット・デザイナーとしてそのキャリアをスタートさせる。1989年からCMの監督となり、その後、ロシア銀行を含めて何百本ものCMを手掛けて国際的にも高い評価を得る。

1994年に第一作目となる映画『エスケープ・フロム・アフガン』を監督。テレビ用作品を手がけたのち、2001年にはロジャー・コーマンのプロデュースで、カレン・マクドゥーガルらプレイメイトを起用したビデオ用映画『ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲』を全編ロシアで撮影。2004年、セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化したダーク・ファンタジー『ナイト・ウォッチ』がロシア国内で大ヒット、続編の『デイ・ウォッチ』も監督する。

2008年にハリウッド・デビュー作となるアンジェリーナ・ジョリー主演の『ウォンテッド』をヒットさせる。

2009年にはティム・バートンと共に2人が惚れ込んだ新進気鋭の監督シェーン・アッカーが手掛ける3Dアニメーション映画『9 〜9番目の奇妙な人形〜』をプロデュースした。

フィルモグラフィ

  • ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲 The Arena (2001) 監督
  • ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR Night Watch (2004) 監督・脚本
  • デイ・ウォッチ Day Watch (2006) 監督・脚本
  • ウォンテッド Wanted (2008) 監督
  • 9 〜9番目の奇妙な人形〜 9 (2009) 製作
  • アポロ18 Apollo 18 (2011) 製作
  • ダーケストアワー 消滅 The Darkest Hour (2011) 製作
  • リンカーン/秘密の書 Abraham Lincoln: Vampire Hunter (2012) 監督・製作
  • アンフレンデッド Unfriended (2014) 製作
  • ハードコア (2015) 製作
  • ベン・ハー Ben-Hur (2016) 監督
  • エジソンズ・ゲーム The Current War (2017) 製作
  • Unfriended: Dark Web (2018) 製作
  • Profile (2018) 監督
  • クレメンシー Clemency (2019) 製作
  • V2. Escape From Hell (2021) セルゲイ・トロフィモフと共同監督 (全編縦画面映画)
  • Mercy (2025) 監督

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/23 03:09 UTC (変更履歴
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