渡辺いっけい
大阪芸術大学在学中に、同大学の学生劇団だった「劇団☆新感線」に参加。上京後は「状況劇場」に入団し、俳優としてのキャリアを積む。退団後、NHK連続テレビ小説「ひらり」(92)への出演がきっかけとなり、TVドラマ、映画、舞台に活動の場を広げ、その個性的なキャラクターで人気を集める。「ガリレオ」シリーズでは福山雅治演じる湯川学の助手役に起用され、同シリーズの劇場版「容疑者Xの献身」(08)にも出演。「ライアーゲーム 再生(リボーン)」(12)、「ストロベリーナイト」(13)、「劇場版 SPEC 結(クローズ) 漸(ゼン)ノ篇・爻(コウ)ノ篇」(13)など人気ドラマの劇場版に相次いで出演する一方、「母 小林多喜二の母の物語」「ゆらり」(ともに17)、「二宮金次郎」(19)などにも出演。幅広い作品で名バイプレイヤーとして活躍を続ける一方、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で観客賞を受賞した「いつくしみふかき」(18)では、映画初主演も果たしている。映像作品のほか、舞台やラジオ、ナレーションまでマルチに才能を発揮し、人気アニメシリーズ「おしりたんてい」や「映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 つりたい焼き」(20)では声優も務めた。