ロバート・ダウニー

ニューヨーク出身で、母はモデル。息子は俳優のロバート・ダウニー・Jr.。

1960年代に映画の脚本を書きはじめ、短編「Balls Bluff」（61）を皮切りに、不条理劇を描く低予算映画で知る人ぞ知る映画監督となる。「パトニー・スウォープ」（69）で注目を集め、西部劇「グリーサーズ・パレス」（72）でメインストリームに躍り出る一方、演劇公演の舞台監督も担当。「ハリウッド行進曲　私をスタジオに連れてって」（87）、「ヒューゴ・プール」（96）などの監督を手がけ、「ブギーナイツ」（97）や「マグノリア」（99）、「天使のくれた時間」（00）などには俳優として出演した。

晩年はパーキンソン病と闘い、21年7月に逝去。22年にはダウニー・Jr.が製作を手がけたドキュメンタリー「"Sr." ロバート・ダウニー・シニアの生涯」がNetflixで配信された。娘のアリソン・ダウニーも俳優で、父の監督作「Pound」（70）で映画デビューしている。