野沢雅子
日本を代表する声優のひとり。松竹の女優だったおばの勧めで幼少の頃から子役として映画に出演。高校卒業後は舞台女優として活動しながら、声優としてラジオドラマや洋画吹替えの仕事を経験し、1963年放送開始の日本初の本格的連続TVアニメ「鉄腕アトム」にも参加。少年役の声を女性が務めるスタイルを確立し、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」(68)の鬼太郎役で初めて主人公を担当。その後は「いなかっぺ大将」(70~72)の風大佐衛門、「ド根性ガエル」(72~74)のひろし、「あらいぐまラスカル」(77)のラスカル、「銀河鉄道999」(78)の星野鉄郎、「怪物くん」(80~82)の怪物太郎、「ドラゴンボール」(86~97、09~11)シリーズの孫悟空/孫悟飯/孫悟天など、数々の国民的キャラクターの声を務める。17年1月には「ドラゴンボール」ゲーム版の出演歴(23年218日)に対して「ひとつのビデオゲームのキャラクターを最も長い期間演じた声優」「ビデオゲームの声優として活動した期間の長さ」の2部門でギネス世界記録に認定された。