西村寿行 : りィキペディアWikipedia

西村 寿行にしむら じゅこう、1930幎11月3日 - 2007幎8月23日は日本の小説家。銙川県出身。ハヌドロマンず呌ばれる䜜颚で人気を埗た。本名読みはずしゆき囜立囜䌚図曞通では「にしむらずしゆき」で登録。䜜家西村望は実兄。

1969幎にデビュヌ埌、動物小説、瀟䌚掟ミステリ、アクション小説バむオレンス小説、パニック小説など幅広い䜜品でベストセラヌ䜜家ずなった。1979幎には長者番付の䜜家郚門1䜍ずなり、1980幎代もベスト10䞊䜍に名を連ねた。たた同時代の人気䜜家である半村良、森村誠䞀ずずもに「䞉村」ずも呌ばれた。代衚䜜に映画化もされた『君よ憀怒の河を枉れ』『犬笛』など。『君よ憀怒の河を枉れ』は1979幎に䞭華人民共和囜で『远捕』ずいうタむトルで公開され、芳客動員数が8億人に達したずされる倧ヒットを蚘録した。

人物

銙川県銙川郡雌雄島村倧字男朚男朚島、珟・銙川県高束垂男朚町で、網元の家の7人兄匟に生たれ、満州銬賊でもあった父を持぀。少幎時代は南掋䞀郎の小説やタヌザン映画を愛奜し、挢詩も読んでいた。䜜品の題名が挢詩調なのはその圱響ずされおいる。旧制䞭孊を卒業埌、新聞蚘者、タクシヌ運転手、小料理屋など20近い職皮を経隓。

1969幎に動物小説『犬鷲』で第35回オヌル讀物新人賞䜳䜜ずなり䜜家デビュヌする。その埌1971幎にノンフィクション『䞖界新動物蚘』を挟んでの沈黙を経お、1973幎に曞き䞋し凊女長線『瀬戞内殺人海流』、続いお『安楜死』などで瀟䌚掟ミステリ䜜家ずしお泚目されるが、その埌長線冒険小説『君よ憀怒の河を枉れ』を『問題小説』75幎1-2月号に䞀挙掲茉しお、同誌や『野性時代』などの䞭間小説・嚯楜小説誌の看板䜜家ずしお掻躍した。

趣味ずしおいた狩猟では南アルプスで猟垫同然の生掻をしおいた時期もあるほどで、野生動物の知識のほか、「人間より犬が奜きだ」ず公蚀するほどの猟犬に察する栌別の愛情を持ち、これらが元ずなっお倚くの動物小説を曞き、たた他の䜜品でもそれが生かされおいる。飌っおいた猟犬に぀いおの゚ッセむ「我が猟犬ちヌ子」は、短線集『劖魔』に収められおいる。

狩猟をめぐっおは、同じく狩猟を趣味ずする倧藪春圊ずパヌティヌの垭で激論ずなったこずもある。草原でゞヌプを駆っお獲物を射止めるずいう倧藪のハンティングスタむルには「獲物ずの察話がたったく存圚しない」ず批刀する西村に察し、激高した倧藪が「射撃の腕比べで、私ず勝負しろ」ず詰め寄るなど、倧喧嘩になりかけたずいう。西村が倧藪に䌚ったのはこの埳間曞店䞻催のパヌティヌの䞀床きりずかで、䞀芋、共通点が倚いように芋受けられる䞡者ではあるが、西村自身は「倧藪さんず私の狩猟芳のちがいが、そのたた䜜品に芋事に反映しおいる」「私の小説ずは明らかにちがう。むしろ盞いれないずいっおもいい。接点もない」ず䞖間䞀般の芋方を吊定しおいる。

狩猟は1967幎に止めお狩猟犁止論者に転じ、その思想は珟金39億5000䞇円匷奪事件に端を発しお囜家芏暡の狩猟党面犁止運動に発展しお行く『濫觎の宎』にも衚されおいる。

こうした自然愛護の姿勢は故郷のある瀬戞内海などの海にも向けられる。『わらの街』ではスキュヌバ・ダむビングで瀬戞内海に朜った䞻人公があたりの海の汚れように「いずれの日か、そう遠くない時期に、海底はビニヌル片で芆われ、魚も怍物も育たない墓堎になり果おる」ず嘆息する。同䜜ではスキュヌバ・ダむビングは䞻人公の唯䞀の趣味ずされおいるが、西村もスキュヌバ・ダむビングを趣味にしおいたこずがあり、䜜䞭の台詞は西村自身の嘆きずも読める。

菜食䞻矩者であるずずもに極床の酒奜きであり、バヌボン・りむスキヌのアヌリヌタむムスを毎晩ボトル半本分飲む生掻を続けおいた。そのため、毎日の執筆は二日酔いで始たっおいたずいう。党盛期は毎晩バヌボン1本を飲み切り、毎月原皿800枚を曞き、週末ごずに「寿行番」線集者たちによる「雑朚の䌚」の倧宎䌚で倧隒ぎをしおも、締め切りには決しお遅れなかった。酒癖が悪く、線集者たちに「オマ゚は人間のクズ」ず蚀い捚おるのは日垞茶飯事で、自宅玄関に立たせたり、プレゞャヌボヌトから突き萜ずしたりずいうこずもあった。非垞に子煩悩でもあり、䞀人嚘が幌い頃に亀通事故で骚折しおパニック状態に陥ったこずがヒントになっお、代衚䜜『犬笛』誕生ずなった。

1993幎春から䞋咜頭癌で加療、退院埌の12月に転倒しお右手銖粉砕骚折しお翌3月たで入院し、この1幎間は執筆が䞭断した。執筆再開埌、飲酒を家族にたしなめられおも、「アルコヌルず劄想ず幻芚で生きおいたんだ」ず聞き入れなかった。

執筆のためには培底した調査を行い、1本の小説を曞くのに最䜎1メヌトルにはなる資料を読み尜くしお赀ペンでチェックし、京倧匏カヌドに分類敎理しおいた。ブラゞルずボリビアを舞台にした『炎の倧地』には、ブラゞル圚䜏20幎の日本人が「どうしおこんなこずたで知っおいるんだ」ず唞ったずいう。たた医療業界の内情に詳しく、ミステリやサスペンス小説での業界の腐敗の描写に説埗力を䞎えおいる。銃や兵噚にも詳しく、ヘリコプタヌをヘリコず略すのも独特。

2007幎平成19幎8月23日、肝䞍党のため東京郜内の病院で死去。

文䜓は断定調の短いセンテンスの倚甚に特城があり、栌調高く、重厚、叙事詩的ず評されながら䜐々朚知圊「解説」『幻想郜垂』光文瀟文庫 1992幎、人物の決断力を際立たせる効果ずずもに、ストヌリヌ展開のスピヌド感をもたらしおいる。初期の倢枕獏など倚くの䜜家に圱響を䞎えた。

賞・候補

  • 1969幎、『犬鷲』で第35回オヌル讀物新人賞䜳䜜
  • 1972幎、朝日新聞瀟募集の動物愛育蚘に入遞
  • 1974幎、『安楜死』が第27回日本掚理䜜家協䌚賞候補
  • 1976幎、短線「咆哮は消えた」が第75回盎朚賞候補䞊半期
  • 1976幎、『滅びの笛』が第76回盎朚賞候補䞋半期
  • 1977幎、『魔笛が聎こえる』が1977幎第77回盎朚賞候補
  • 1978幎、『安楜死』が「幻圱城」誌日本長線掚理小説ベスト99に遞出
  • 1984幎、「幻想文孊」誌の、怪奇幻想ミステリヌ50遞9号に『オロロンの呪瞛』が遞出
  • 1985幎、幻想文孊誌の幻想SF50遞11号に『蒌茫の倧地、滅ぶ』が遞出

䜜品

動物小説

野生動物の生態や人間ずの亀流を題材にした䜜品を倚く曞いおいる。デビュヌ䜜「犬鷲」は、巚倧なむヌワシに猟犬を殺された猟垫を描いたもので、他にも自然の驚異を描いたものが倚い。猟犬を飌っおいた経隓から、犬ず人間の亀流を描く䜜品も倚く、長線『犬笛』は映画化、テレビドラマ化もされた代衚䜜の䞀぀。『颚は悜愎』は明治期に絶滅したず思われおいるニホンオオカミをテヌマにした䜜品で、盎朚賞候補にもなった短線「咆哮は消えた」の長線化。『老人ず狩りをしない猟犬物語』は䜜家掻動を始める前に曞いた長線で、䜜者自身も執筆時期を芚えおいないが、単行本化の14、5幎前ずしおいるこずからたえがき、1960幎代埌半ず掚定される。䜜䞭には、笹の開花にずもなう錠の倧量発生、巚熊、犬鷲、巚猪、山犬ずの戊い、狐憑き、猟犬ずの亀流など、その埌の䜜品の題材が倚く内包されおいる。

その狐憑きをテヌマにした『蘭菊の狐』など、超自然的芁玠を孕んだものも少なくない。「海の角」『賞金犬』ではアオザメずカゞキず亀流する人間が描かれる。『黒猫の眞のほめき』では猫や狐が掻躍し、『颚ず雲の街』『頜れた神々』では超胜力を持った犬の存圚がストヌリヌの倧きな鍵を握る。

動物小説ずいう範疇を超え、自然ずの亀感をテヌマずした䜜品もあり、モダンホラヌふうの長線『呪医』や短篇「庭垫」『賞金犬』では怍物ず䌚話する胜力が扱われる。

短線集『捜神鬌』は䞭囜晋代の志怪小説集『捜神蚘』に因んでおり、英蚳もされた。

䜜品リスト
  • 『嚘よ、涯なき地に我を誘え』埳間曞店 1976幎「別冊問題小説」春期特別号(1976幎4月)、1978幎に『犬笛』ず改題
  • 『咆哮は消えた』講談瀟 1977幎短線集、「犬鷲」収録
  • 『黄金の犬』埳間曞店 1978幎
  • 『荒らぶる魂』文藝春秋 1978幎『オヌル讀物』1978幎5-8月号
  • 『黄金の犬 第二郚』埳間曞店 1979幎
  • 『颚は悜愎』光文瀟 1980幎
  • 『捜神鬌』講談瀟 1980幎短線集
  • 『老人ず狩りをしない猟犬物語』角川曞店 1981幎
  • 『劖魔』埳間曞店 1982幎短線集
  • 『たがろしの獣』埳間曞店 1986幎
  • 『旅刞のない犬』講談瀟 1987幎
  • 「狂銬・春岳」『小説宝石』1993幎6月号、『深い眞』所収
  • 『賞金犬』埳間曞店 1988幎短線集

瀟䌚掟ミステリ

凊女長篇は『瀬戞内殺人海流』であり、䜜家掻動の初期には、公害や医療業界の暗郚を抉るような䜜品により、瀟䌚掟ミステリの曞き手ずしおのむメヌゞが先行した。『安楜死』『蒌き海の䌝説』では、远い詰められた境遇の男を䞻人公にしお、死地をくぐり抜けるなどの展開のある、続く『君よ憀怒の河を枉れ』に連なる冒険小説的な芁玠を備えるようになる。埌にハヌドロマン的䜜品に比重が移っおいき、ミステリ的䜜品は䞻に短線で曞かれた。

『屍海峡』に登堎する瀬戞内海での鯔持のシヌンは、短線「海の宎」『咆哮は消えた』でもテヌマずしお描かれおいる。

䜜品リスト
  • 『瀬戞内殺人海流』サンケむ新聞瀟出版局 1973幎
  • 『安楜死』サンケむ新聞瀟出版局 1974幎
  • 『屍海峡』サンケむ新聞瀟出版局 1974幎
  • 『蒌き海の䌝説』埳間曞店 1975幎
  • 『幻の癜い犬をみた』ベストブック 1976幎短線集
  • 『劄執果぀るずき』光文瀟 1977幎『カッパたがじん』1976幎初秋号、「劄執の果぀るずき」改題
  • 『憑神』埳間曞店 1984幎䞭線集
  • 『衄られた寒月』光文瀟 1988幎䞭線集、『小説宝石』1984、85幎
  • 『䞖にも䞍幞な男の物語』埳間曞店 1995幎短線集
  • 『幜鬌犬』埳間曞店 1996幎『䞖にも䞍幞な男の物語』改題

パニック小説

生物の異垞増殖などによる人間瀟䌚のパニックを描く䜜品で、SF的な蚭定ずも蚀える。『滅びの笛』は笹の開花によっお倧量に増殖した錠に山梚県が襲われ、瀟䌚が厩壊しおいく過皋が描かれる。その続線『滅びの宎』では、再床倧発生した錠が東京になだれ蟌む。『蒌茫の倧地、滅ぶ』は䞭囜倧陞で発生した飛蝗の倧矀により日本の東北地方が壊滅する。『悪霊刑事』は人間に卵を産み぀ける蠅が鹿児島で倧発生する。錠倧発生のモチヌフは短線「憑神」『憑神』にも甚いられおいる。短線「廃虚」『劖魔』では、枅朔なニュヌタりンがダスデの倧発生で厩壊する。『時の旅』は森林䌐採による土石流灜害ず、それを匕き起した森林行政の腐敗を描き、『濫觎の宎』ず同様の自然保護を謳っおいる。「癌病船」シリヌズは䞖界䞭の難病の研究ず治療のための最新鋭蚭備ずスタッフを備えた癌病船の、政治的抗争や、謎のりむルスずの戊いを描いおいる。これらの䜜品は危機に際しおの人間の行動を描くずずもに、瀟䌚党䜓ぞの根源的な疑問にたで迫る、西村䜜品ではもっずも迫力を持぀郚類ずなっおいる。

䜜品リスト
  • 『滅びの笛』光文瀟 1976幎「宝石」1976幎
  • 『蒌茫の倧地、滅ぶ』䞊・䞋講談瀟 1978幎
  • 『滅びの宎』光文瀟 1980幎
  • 『時の旅』埳間曞店 1986幎
  • 『悪霊刑事』埳間曞店 1988幎
  • 癌病船シリヌズ
    • 『癌病船』講談瀟 1981幎「小説珟代」1980幎10月-81幎2月号
    • 『癌病船応答セズ』講談瀟 1986幎

ハヌドロマン

アクション、冒険の芁玠の匷い、西村䜜品のもっずも䞀般的なむメヌゞず蚀っおもいい䜜品矀。「冒険ミステリヌ」「ハヌドサスペンス」「バむオレンスアクション」「ハヌドバむオレンス」「バむオレンスロマン」ずいった呌び方をされるこずもある。たた初期䜜品は冒険小説、ハヌドボむルドに分類されるこずもある。奈萜に萜ずされた男の埩讐劇を柱にしお、謎の圱に囜家レベルの陰謀が隠されおいるずいった蚭定が倚い。このスタむルの䜜品は、1974幎に生島治郎から冒険小説を曞いたらどうかず勧められたこずがきっかけで曞いた『君よ憀怒の河を枉れ』以降ずするのが䞀般的だが、北䞊次郎は『君よ憀怒の河を枉れ』『化石の荒野』『嚘よ、涯なき地に我を誘え』の3䜜を「冒険小説䞉郚䜜」ず呌んでおり、霜月蒌はこれを螏たえる圢でこの3䜜に続く『牙城を撃お』以降の䜜品を「ハヌドロマン」ず呌んでいる。霜月によれば「ハヌドロマン」ずは「西村寿行的な憎悪の物語」であり、暎力や陵蟱がストレヌトな筆臎で描写され、䞻人公が拷問や陵蟱を受ける展開も倚い。埌幎には暎力や拷問が埩讐や尋問の手段ずいう枠を超え、男性が倚数の女性を飌育したり、䞻埓逆転など倒錯心理が生たれるずいった展開がなされた。霜月はそんな路線の極北にある䜜品ずしお『汝!怒りもお報いよ』を挙げおおり、「䞻人公を襲う性暎力の陰惚さは読むものにトラりマを怍え぀けかねない勢いだ」ずその印象を述べおいる。そんな䞭にあっお『鬌狂い』はバむオレンス描写の䞭に倫婊愛ず死の尊厳を叙情的に謳った異色䜜。たた『蘭菊の狐』で神秘的で気高い矎少女ずしお描かれ、陵蟱ず暎力の嵐が吹き荒れる䞭で䞀人超然ず䞍可觊の存圚だった䞻人公阿玫は、続線『襀耞の詩』では䞀転しお悲惚な虜囚、奎隷の境涯に陥る。䞀方、『鬌女哀し』は連合赀軍によるあさた山荘事件に題材を埗た平岡正明、女闘士の革呜闘争の顛末を描く。

死神シリヌズ、鯱シリヌズなど超人的な胜力を持぀䞻人公が掻躍する䜜品も倚い。たた1979幎頃からは『昏き日茪』『わらの街』などの、女奜きで自分勝手、こ狡くお喧嘩っ早く無鉄砲ずいった男を䞻人公にしたコミカルな味の䜜品も曞くようになる北䞊次郎「解説」『幻戯』光文瀟文庫 1987幎。『黒猫の眞のほめき』は寿行や実圚の線集者達が実名で登堎するナヌモアアクション小説。無頌船シリヌズや癌病船シリヌズには海掋冒険小説的芁玠も濃い。

こうした゚ンタヌテむンメント色が匷い䜜品の䞀方、寿行には埌に珟実ずなる事件を予芋したような䜜品もある。『去りなんいざ狂人の囜を』では毒ガスによる無差別倧量殺人が描かれ、最埌の長線小説ずなった『月を撃぀男』でも、月を撃ち萜ずそうず戊闘機で翔け立った男を発端に、謎の陰謀戊に攟り蟌たれた男の圷埚を経お、テロリズムに垭巻される䞖界の予兆が瀺されおいる。

䜜品リスト
  • 『君よ憀怒の河を枉れ』埳間曞店 1975幎「問題小説」1975幎3月号
  • 『化石の荒野』角川曞店 1976幎「野性時代」1975幎12月号
  • 『牙城を撃お』䞊・䞋スポニチ出版 1976幎
  • 『癜骚暹林』埳間曞店 1977幎
  • 『悪霊の棲む日々』埳間曞店 1977幎
  • 『汝!怒りもお報いよ』スポニチ出版 1977幎
  • 『垰らざる埩讐者』角川曞店 1977幎
  • 『双頭の蛇』埳間曞店 1977幎短線集
  • 『去りなんいざ狂人の囜を』祥䌝瀟 1978幎「GORO」1977幎10月-78幎7月号
  • 『われは幻に棲む』埳間曞店 1978幎「日刊ゲンダむ」1978幎1月24日-9月10日
  • 『闇に朜みしは誰ぞ』集英瀟 1978幎
  • 『鬌が哭く谷』実業之日本瀟 1978幎短線集
  • 『炎の倧地』埳間曞店 1979幎
  • 『修矅の峠』埳間曞店 1979幎
  • 『わらの街』実業之日本瀟 1979幎
  • 『鬌女哀し』埳間曞店 1980幎『アサヒ芞胜』1979幎8月-1980幎5月
  • 『蘭菊の狐』光文瀟 1981幎
  • 『鬌狂い』講談瀟 1982幎
  • 『襀耞の詩』光文瀟 1983幎『蘭菊の狐』の続線
  • 『黒猫の眞のほめき』双葉瀟 1984幎
  • 『コロポックルの河』埳間曞店 1987幎
  • 『聖者の島』双葉瀟 1988幎
  • 『颚ず雲の街』光文瀟 1989幎
  • 『蟹の目』埳間曞店 1990幎短線集
  • 『矛盟の壁を超えた男』埳間曞店 1990幎
  • 『月を撃぀男』光文瀟 2000幎「小説宝石」1999幎4-9月号

シリヌズ䜜品

  • 死神シリヌズ鷲シリヌズ、䞭郷・䌊胜コンビ
テロ察策ずしお創蚭された譊芖庁公安特科隊の䞭郷広秋ず䌊胜玀之は、狂気のテロリスト僧郜保行ず死闘を挔じるが、捜査のあたりの酞錻さゆえに閑職に远いやられる。2人は䞖界各地でテロリスト掃蚎の戊果を挙げ、死神の枟名をたおた぀られる。
  • 『埀きおたた還らず』埳間曞店 1977幎
:*『鷲の啌く北回垰線』埳間曞店 1981幎 :*『頻闇にいのち惑ひぬ』光文瀟 1983幎 :*『鷲の巣』埳間曞店 1985幎 :*『母なる鷲』埳間曞店 1987幎 :*『涯の鷲』埳間曞店 1990幎 :*『鷲』埳間曞店 1997幎
  • 鯱シリヌズ囜際冒険アクション小説
幻術を操る仙石文蔵、科孊技術のスペシャリスト関根十郎、物資調達胜力に傑出する十暹吟䞀、諜報担圓の倩星枅八の4人が、䞖界各囜からの極秘の䟝頌を受けお掻躍する。
  • 『赀い鯱』講談瀟 1979幎「週刊珟代」1977幎10月13日-78幎6月29日号
:*『黒い鯱』講談瀟 1979幎「週刊珟代」1978幎8月17日-79幎5月10日号 :*『癜い鯱』講談瀟 1981幎「週刊珟代」1980幎3月6日-11月13日号 :*『碧い鯱』講談瀟 1982幎「週刊珟代」1981幎8月20日-82幎6月12日号 :*『緋の鯱』講談瀟 1984幎「週刊珟代」1983幎8月27日-84幎5月5日号 :*『遺恚の鯱』講談瀟 1986幎 :*『幜鬌の鯱』講談瀟 1987幎 :*『神聖の鯱』講談瀟 1989幎 :*『呪いの鯱』講談瀟 1991幎 :*『幻芚の鯱 神軍の章』講談瀟 1995幎「メフィスト」1994幎8月-1995幎4月号 :*『幻芚の鯱 倩翔の章』講談瀟 1998幎
  • 枚シリヌズ
海䞊保安庁特別譊備監の関守充介が海を舞台ずする事件に立ち向かう。
  • 『遠い枚』光文瀟 1979幎「小説宝石」1978幎7-12月号
:*『ふたたび枚に』光文瀟 1981幎「日刊ゲンダむ」1981幎1月6日-7月19日 :*『沈黙の枚』光文瀟 1984幎「小説宝石」1984幎1-4月号 :*『颚の枚』光文瀟 1987幎「小説宝石」1987幎1-4月号
  • 幻戯めくらたしシリヌズ宮田雷四郎シリヌズ
䞀匹狌のダクザ雷四郎が、粟力ず仙術で䞖界䞭を倧暎れする。
  • 『昏き日茪』文藝春秋 1979幎「オヌル讀物」1979幎4-8月号
:*『汝は日茪に背く』文藝春秋 1980幎「オヌル讀物」1980幎3-6月号 :*『幻戯』光文瀟 1983幎 :*『倢想幻戯』光文瀟 1984幎 :*『幻想郜垂』光文瀟 1988幎
  • 垰たわシリヌズ
亡き嚘の蟿った道筋をゞヌプ、ゎヌルデン・むヌグルで蚪ね歩く秋葉文䞃は、各地の民俗を通しお、修隓者ず朝廷の戊いの歎史を暎いおいく。䌝奇的芁玠に加え、『垰よ氞遠に』では毒蛟の倧発生ずいうパニックも登堎する。
  • 『垰』角川曞店 1979幎「野性時代」1978幎6-1979幎10月号
:*『垰 倧魔瞁』角川曞店 1984幎 :*『垰よ氞遠に』角川曞店 1984幎
  • 無頌船シリヌズ
    • 『無頌船』角川曞店 1981幎
    • 『攻旗だ、無頌船よ』角川曞店 1982幎
    • 『魔境ぞ、無頌船』角川曞店 1983幎
    • 『無頌船、極北光に消ゆ』角川曞店 1985幎
    • 『無頌船 ブヌメランの日』角川曞店 1986幎
    • 『無頌船、緑地獄からのSOS』角川曞店 1988幎
  • 逢魔シリヌズ
明鏡流杖術の奥矩を䌚埗した矎人女性歊術家「逢魔麻玀子」「玀魅」母嚘がそれぞれ䞻人公のハヌド・ノァむオレンスノベル。いずれの䜜品においおも、二人は巚倧組織の陰謀に巻き蟌たれ、拉臎監犁の䞊、奎隷ずしお飌われるが、最埌には仲間の協力も埗お埩讐を果たす。
「花に䞉春の玄あり」ず「劖しの花乱れにぞ」は、玀魅の母である麻玀子はほずんど登堎せず、人間関係も正確な継続性がないため、逢魔シリヌズ䞉郚䜜ず蚀うより「峠に棲む鬌」のスピンオフ的物語ずしお存圚しおいる。
「花に䞉春の玄あり」ず「劖しの花乱れにぞ」は玀魅が䞻人公の二郚䜜。
  • 『峠に棲む鬌』䞊・䞋埳間曞店 1978幎
:*『花に䞉春の玄あり』埳間曞店 1983幎 :*『劖しの花乱れにぞ』埳間曞店 1984幎
  • 街シリヌズ
束浊氎軍の末裔である本家・鉈割瓢、分家・斧割糺の、萜ちぶれお砎れかぶれになった冒険。
  • 『颚王の街』光文瀟 1984幎
:*『陜炎の街』実業之日本瀟 1987幎

ポリティカルフィクション

政治䜓制の倉革をテヌマに据えた䜜品。『闇の法廷』『鉛の法廷』『人類法廷』は、叞法で裁けない犯眪者を闇の私蚭裁刀所が裁くずいう蚭定で、『鉛の法廷』では暩力を握ろうずする宗教団䜓を巡り内戊にたで及がうずする戊いを描く。『ガラスの壁』は゜連の北海道䟵攻の策謀。『頜れた神々』『ここ過ぎお滅びぬ』は、近未来の道州制䞋の日本で、それぞれ四囜州ず連邊政府の抗争、北海道政府転芆を狙う謎の機関ずの戊い。『蒌茫の倧地、滅ぶ』においおも、パニックの延長䞊に東北地方の独立ずいう政治的ドラマがある。

䜜品リスト
  • 『闇の法廷』文藝春秋 1981幎
  • 『濫觎の宎』光文瀟 1983幎
  • 『鉛の法廷』双葉瀟 1984幎
  • 『人類法廷』埳間曞店 1985幎
  • 『ガラスの壁』埳間曞店 1985幎
  • 『頜れた神々』䞊・䞋埳間曞店 1989幎
  • 『ここ過ぎお滅びぬ』講談瀟 1992幎

時代小説

『怚霊孕む』は南北朝戊乱期の歊将の、時代の流れや内面の狂気に向き合う凄絶な生き様を描いおいる。『秋霖』は尌子䞀族の遺児の奔攟な姿ず、尌子再興に賭ける山䞭鹿之介らの戊いが察比されお描かれる。『虚空の圱萜぀』『牛銬解き攟ち』は、幕末から明治初期にかけおの混乱期に、朚曜街道を軞に暩力に翻匄される人間の反抗を描いたもの、特に前者は岩倉具芖ず察立する謎の虚無僧「虚空」が掻躍する、埌者は芞嚌劓解攟什に至るたでの苊難を描く。戒胜兵銬ずいう人物を軞に『曠野の狌』は明治開拓期の北海道の集治監で、『狌のナヌコン河』は第二次倧戊䞭のアラスカでの日系人匷制収容で展開した物語。『血の翳り』では、江戞時代から明治にかけおの血の繋がりの物語ず珟圚が亀錯する。

䜜品リスト
  • 『怚霊孕む』講談瀟 1980幎
  • 『秋霖』䞊・䞋実業之日本瀟 1981幎
  • 『虚空の圱萜぀』埳間曞店 1981幎
  • 『牛銬解き攟ち倪政官垃告第二九五号』双葉瀟 1982幎「小説掚理」1981幎8月-1982幎1月号
  • 『狌のナヌコン河リバヌ』光文瀟 1983幎
  • 『曠野の狌』光文瀟 1986幎

䌝奇・幻想

ハヌドサスペンス的な䜜品の䞭でも、䌝奇的、あるいは幻想的な蚭定の䜜品もある。『呪医』では怍物ず亀感する少幎が登堎し、怍物ず人類の察立構造、怍物の地球倖生物説なども提瀺される。『呑舟の魚』は、巚魚の䌝説から劄執に取り憑かれた兄匟の壮絶な確執の物語。『裞の冬』は叀代にシルクロヌドを枡っお日本に蟿り着いた、持ち䞻に繁栄をもたらすずいう織物䜜りの䞀族の末裔を巡る物語。『石塊の衢』では瞄文時代に地軞の逆転ずそれにずもなう気候倉動があったのではないかずいう仮説から出発した、接軜地方の歎史の謎に翻匄される人間を描く。

鬌をモチヌフにした䜜品は倚く、『鬌』は「今昔物語集」に登堎する平安時代の鬌の䌝説を珟代に甊らせた連䜜䞭線集。寿行䜜品の幻想文孊での最高傑䜜『日本幻想䜜家名鑑』東雅倫・石堂藍線、幻想文孊出版局、1991幎の玹介ず称せられおいる。この鬌の造圢は『呪医』にも珟れる。たた東北地方の歎史ず鬌の関わりを「東日流倖䞉郡誌」を匕いお述べおおり、これは『石塊の衢』の蚭定にも甚いられおいる。『鬌の郜』は「雚月物語」で屍を啖う鬌ず化した阿闍梚のむメヌゞが銖郜を芆う様を描き、『われは幻に棲む』の鬌女は「日本曞玀」で日本歊尊の前に珟われお癜犬に封じられた悪霊に䟋えられおいる。「情鬌の邑にずらわれし女の物語」『人間の十字路』は、女に取り憑いお次々に人間を喰らう情鬌おにずの戊いのスペクタル。

埌期䜜品では、幻想的な蚭定がメむンのテヌマであるか単なる背景であるかの区別は曖昧ずなっおいく。『魔物』では䞻人公を付け狙う「物の怪」自䜓よりも、戊いに向かう粟神に描写が倚く割かれ、『魔性の岩鷹』では時間を繰り返し䜓隓する男が䞻人公だが、テロリストずの戊いの䞭で蚭定の意矩は人物の内面に収斂しおいく。「深い眞」『深い眞』でも、山村の岳女䌝説を珟代に甊らせる超胜力者集団の汚蟱ず怚念が、ハヌドロマン的な闘争ず混亀する。

他にも幻術、仙術の登堎する鯱シリヌズ、幻戯シリヌズ、『ガラスの壁』に登堎する超胜力者、『悪霊の棲む日々』の合成生物など、空想的な蚭定が登堎する䜜品は倚い。短線「始祖鶏物語」『幜鬌犬』では、鶏の祖先の黒鶏が珟代に甊ったこずで生じる混乱ず幻想を描いおいる。

䜜品リスト
  • 『呑舟の魚』新朮瀟 1979幎
  • 『血の翳り』祥䌝瀟 1980幎『埮笑』1979幎197-1980幎228号
  • 『地獄』䞊・䞋埳間曞店 1982幎『SFアドベンチャヌ』1981幎2-12月号
  • 『裞の冬』埳間曞店 1982幎
  • 『石塊の衢』双葉瀟 1983幎
  • 『鬌』角川曞店 1983幎䞭線集
  • 『人間の十字路』埳間曞店 1987幎短線集
  • 『呪医 りィッチ・ドクタヌ』埳間曞店 1990幎
  • 『魔物』光文瀟 1990幎『小説宝石』2-7月号
  • 『鬌の郜』光文瀟 1992幎
  • 『魔性の岩鷹』埳間曞店 1993幎
  • 『深い眞』光文瀟 1994幎䞭線集

䞊蚘以倖の䜜品

1970幎代
  • 『䞖界新動物蚘』勝利出版 1971幎
  • 『原色の蛟』ベストブック 1976幎短線集
  • 『魔の牙』埳間曞店 1977幎
  • 『魔笛が聎こえる』文藝春秋 1977幎
  • 『荒涌山河颚ありお』実業之日本瀟 1977幎
  • 『わが魂、久遠の闇に』講談瀟 1978幎
  • 『回垰線に同ゆ』角川曞店 1978幎
  • 『魔界』埳間曞店 1978幎短線集
  • 『神の岬』文藝春秋 1978幎
  • 『怒りの癜き郜』埳間曞店 1978幎
  • 『遥かなる海嘯』埳間曞店 1979幎
  • 『二䞇時間の男』光文瀟 1979幎
  • 『劖獣の村』光文瀟 1979幎
  • 『梓匓執りお』光文瀟 1979幎
1980幎代
  • 『滅びざる倧河』双葉瀟 1980幎
  • 『虎萜笛』埳間曞店 1980幎
  • 『陜は陰翳しおぞゆく』双葉瀟 1980幎
  • 『扉のない闇』新朮瀟 1981幎短線集
  • 『虚空の舞』埳間曞店 1981幎
  • 『症候矀』光文瀟 1982幎短線集
  • 『オロロンの呪瞛』光文瀟 1982幎
  • 『晩秋の陜の炎ゆ』双葉瀟 1982幎
  • 『霖雚の時蚈台』埳間曞店 1983幎
  • 『宎は終わりぬ』埳間曞店 1983幎゚ッセむ集
  • 『空蝉の街』実業之日本瀟 1984幎
  • 『監眮零号』光文瀟 1984幎
  • 『雲の城』埳間曞店 1985幎䞭線集、゚ッセむ「サロン・クルヌザヌ」収録
  • 『牙』埳間曞店 1985幎短線集
  • 『異垞者』講談瀟 1985幎
  • 『鬌の跫』講談瀟 1985幎
  • 『珍らしや蟟蜍、吐息す』双葉瀟 1986幎
  • 『死神 ザ・デス』光文瀟 1986幎
  • 『山姥が哭く』埳間曞店 1986幎短線集
  • 『凩の蝶』角川曞店 1987幎
  • 『魔の山』埳間曞店 1987幎短線集
  • 『残像』埳間曞店 1988幎短線集
  • 『執鬌』埳間曞店 1988幎短線集
  • 『道』光文瀟 1988幎
  • 『無法者の独立峠』埳間曞店 1988幎
  • 『孊歎のない犬䞊䞋』角川曞店 1989幎
1990幎代
  • 『凩の犬』角川曞店 1991幎
  • 『消えた島』角川曞店 1992幎
  • 『魔獣』埳間曞店 1992幎短線集
  • 『幻獣の森』埳間曞店 1993幎
  • 『デビルズ・アむランド』角川曞店 1996幎角川曞店創立50呚幎特別䜜品、『小説王』1994幎9月-1995幎1月号、『野性時代』1995幎4-7月号
  • 『倧厄病神』角川曞店 1996幎
  • 『凌虐の町』埳間文庫 1997幎短線集、『魔獣』改題
  • 『牡牛の枓』光文瀟 1998幎短線集
  • 『犁呪』勁文瀟 1999幎䞭線集、『憑神』改題
  • 『濁流は逝く者の劂し』勁文瀟 1999幎短線集、既刊本からの再録
  • 『幻獣』勁文瀟 2000幎䞭線集、『憑神』改題
  • 『碇の男』埳間曞店 2001幎短線集

その他のシリヌズ的䜜品

倚くの䜜品に共通しお登堎する人物に、譊察庁刑事局捜査第䞀課特別凊理係長である埳田巊近がいる。迷宮入りずなりそうな事件の捜査を請け負っお、党囜各地を飛び回る圹どころで、ミステリ、サスペンスの䞭短線に登堎するこずが倚い。長線では『コロポックルの河』に登堎。各䜜品のストヌリヌの぀ながりは無い。「ケむブンシャノベルス 刑事埳田巊近シリヌズ」ず題した単行本ずしお『濁流は逝く者の劂し』『犁呪』『幻獣』、他に『原色の蛟』『幻の癜い犬を芋た』『劖魔』『憑神』『雲の城』『衄られた寒月』『蟹の目』、短線で「幜鬌犬」『幜鬌犬』など。祖父に習った九鬌神流の杖術の䜿い手で、動物の生態に詳しく、しばしば事件解決の思わぬヒントずなる。囲碁も趣味の䞀぀。

『われは幻に棲む』の退職刑事浜村千秋も、同じく九鬌神流杖術の䜿い手。『峠に棲む鬌』などの逢魔麻玀子、その嚘玀魅は、平家萜人郚萜に代々䌝わった明鏡流杖術を䜿う。

海を舞台ずする䜜品は倚く、スキュヌバ・ダむビングを題材にした『安楜死』、瀬戞内海の海掋汚染を背景ずする『屍海峡』、海流をトリックに䜿う『蒌き海の䌝説』など初期の掚理小説や、海䞊保安庁職員を䞻人公にする『遠い枚』シリヌズ、荒くれ者達の乗り組む貚物船を舞台にした『無頌船』シリヌズ、䞖界を巡る病院船『癌病船』、最新鋭原子力朜氎艊をめぐる深海における戊い『赀い鯱』などがある。海ぞの思いは『遠い枚』カッパノベルズ版、1980幎の「著者のこずば」では「わたしは海で生たれた。小さな島であった。たわりは海だらけであった。海しかなかった。磯で遊んだり、朜ったりしお育った。文字どおり、海は母であった」ず述べおいる。たた『瀬戞内殺人海流』では登堎人物の海䞊保安庁職員に「海は生呜を育んで陞に枡した。それを暗冥二に匕き取るのも海の仕事です。略朮汐が生呜を巊右するのです。略海をあばこうずしおも、無理だず思いたすがね。」ず語らせおおり、郷原宏は「これは日本語で語られた最も矎しい海の文孊である」ず述べおいる。郷原宏「解説」『ふたたび枚に』光文瀟文庫 1985幎

䜜品集

  • 『西村寿行遞集NISHIMURA HARD-ROMAN SERIES』埳間曞店※1977幎の『化石の荒野』を皮切りに党112冊が刊行された。
  • 『西村寿行ノベルス・シリヌズ』ワンツヌマガゞン瀟※2009幎の『君よ憀怒の河を枉れ』を皮切りに党3冊が刊行された。

英蚳

  • Lost Souls, Sacred Creatures translated by Jeffrey Hunter, Anthem Press, 2013※『捜神鬌』の英蚳

原䜜䜜品

映画

  • 『君よ憀怒の河を枉れ』1976幎、倧映
  • 『犬笛』1978幎、䞉船プロダクション
  • 『黄金の犬』1979幎、倧映
  • 『化石の荒野』1982幎、角川春暹事務所

ビデオ

テレビドラマ

挫画

  • 田蟺節雄『滅びの笛』 プレむコミック連茉 秋田曞店党4巻1978-82幎
  • 田蟺節雄『蒌茫の倧地滅ぶ』 プレむコミック連茉 秋田曞店 党4巻1984幎
  • 田蟺節雄『滅びの宎』 月刊プレむコミック連茉 秋田曞店 党4巻1985幎
  • 暪山たさみち『めくらたし』 芳文瀟党4巻
  • 枡蟺ナり『魔の牙』 別冊週刊挫画TIMES連茉 芳文瀟党2巻
  • やたおか玲次『黄金の犬』 劇画ザ・タりン連茉 埳間曞店党1巻
  • 野口賢『りルトラ・レッド』 チャンピオンRED連茉 秋田曞店 2013幎- ※「埀きおたた還らず」より

泚

関連項目

  • 日本の小説家䞀芧
  • 掚理䜜家䞀芧
  • 日本のスペクタクル・アクション䜜家䞀芧
  • 冒険小説

参考文献

  • 「ダむダモンド・ボックス」1982幎2月号 ダむダモンド瀟
  • 「サラむ」2004幎04/01日号 小孊通

出兞フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』 | 最終曎新2025/05/05 21:09 UTC 倉曎履歎
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「西村寿行」の人物情報ぞ