トッド・フィールド
米カリフォルニア州に生まれ、オレゴン州ポートランドで育つ。高校卒業後ニューヨークに移り、アーク・シアター・カンパニーで俳優として研さんを積むかたわら、ジャズミュージシャンとしても活動。ウッディ・アレン監督作「ラジオ・デイズ」(87)で映画に初出演し、「ディープ・ジョパディー」(93)の演技で高い評価を得る。
俳優として映画「アイズ ワイド シャット」(99)などに出演する一方、1993年に短編「When I Was a Boy」で監督・脚本家デビュー。「Nonnie & Alex」(95)でサンダンス映画祭の審査員賞を受賞し、初の長編監督作「イン・ザ・ベッドルーム」(01)はアカデミー作品賞、脚色賞など5部門、続く「リトル・チルドレン」(06)では2度目のアカデミー脚色賞にノミネートされた。
16年ぶりの長編監督作「TAR ター」(22)では主演ケイト・ブランシェットがベネチア国際映画祭ポルピ杯とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。アカデミー賞の作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門にノミネートされた。