ディノ・サルーシ : ウィキペディア(Wikipedia)
ディノ・サルーシ(Timoteo "Dino" Saluzzi、1935年5月20日 - )は、アルゼンチン出身のバンドネオン奏者。
アストル・ピアソラが築いたヌエボ・タンゴの影響を受け10tango.com、独自のスタイルを作り上げる。ジャズ・ミュージシャンとも共演し、ECMレコードでソロ・アルバムを発表している。
略歴
アルゼンチンのカンポサントで生まれ、7歳の頃にバンドネオンを始めた。その後、ブエノスアイレスのラジオ局のオーケストラで仕事を始める。1973年にはジャズ・サックス奏者ガトー・バルビエリのアルバム『チャプター・ワン (Chapter One: Latin America)』の録音に参加したChapter One: Latin America - Gato Barbieri | Credits | AllMusic。
1982年にはと共演し、同年にECMとの契約を得た - 「Read more」をクリックすれば表示される。1988年録音のアルバム『アンディーナ』収録曲のうち3曲は、ジャン=リュック・ゴダールの監督映画『ヌーヴェルヴァーグ』(1990年公開)で使用された。
1990年、当時タンゴに傾倒していたアル・ディ・メオラの新ユニット「ワールド・シンフォニア」に加入し、『ワールド・シンフォニア』(1991年)、『ハート・オブ・ジ・イミグランツ』(1993年)といったアルバムをリリースした。
ディスコグラフィ
アルバム
- Kultrum (1982年、ECM)
- 『ワンス・アポン・ア・タイム』 - Once Upon a Time - Far Away in the South (1985年、ECM)
- Volver (1986年、ECM) ※with エンリコ・ラヴァ
- 『アンディーナ』 - Andina (1988年、ECM)
- Mojotoro (1991年、ECM)
- 『シテ・デ・ラ・ムジーク』 - Cité de la Musique (1996年、ECM)
- 『サロン・ド・タンゴ バンド・ネオンと弦楽四重奏のための音楽』 - Kultrum (1998年、ECM) ※with ロザムンデ・カルテット
- 『レスポンソリウム』 - Responsorium (2001年、ECM)
- 『センデロス』 - Senderos (2002年、ECM)
- 『ホアン・コンドーリ』 - Juan Condori (2005年、ECM)
- 『黒い瞳~オホス・ネグロス~』 - Ojos Negros (2006年、ECM) ※with アニャ・レヒナー
- El Encuentro (2009年、ECM) :同名のDVD(2012年、ECM)もリリースされている。 ※with アニャ・レヒナー
- Navidad de Los Andes (2011年、ECM) ※with アニャ・レヒナー
- 『ディノ・サルーシ:ピアノ作品集』 - Imágenes (Music For Piano) (2015年、ECM) ※オラシオ・ラバンデラ演奏
外部リンク
- Saluzzi Music - 公式サイト
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/28 23:58 UTC (変更履歴)
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