シルベスター・スタローン : ウィキペディア(Wikipedia)

シルヴェスター・ガーデンツィオ・スタローン(Sylvester Gardenzio Stallone, 1946年7月6日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、映画監督、映画プロデューサー、脚本家。

身長177cm。1970年代から2010年代のアクション映画を代表するスター。アカデミー賞には、俳優として2度(1976年『ロッキー』、2015年『クリード チャンプを継ぐ男』)、脚本家として1度(1976年『ロッキー』)ノミネートされている。70歳を超えてなお、鍛え上げた肉体で激しいアクションをこなす映画俳優である。左利き。代表作は『ロッキー』シリーズと『ランボー』シリーズランボーの孤独な闘いが再び始まる…午後ロー『ランボー/怒りの脱出』放送 | cinemacafe.net

生い立ち

ニューヨーク・マンハッタン区のヘルズ・キッチン地区出身。父はシチリアにルーツを持つイタリア系アメリカ人の美容師フランク・スタローンSr(1919年 - 2011年)、母はロシア系ユダヤ人およびフランス系アメリカ人で、元ダンサー・占星術師として著名なジャッキー・スタローン(1921年 - 2020年)Stallone explained all this on Inside the Actors Studio in 1999."Cinéma. Stallone est de Brest « même » !", Le Télégramme de Brest, October 6, 2009。弟のフランク・スタローンは歌手兼俳優として、兄の主演、監督映画数作に端役で出演、または主題歌、挿入歌を提供している。1人目の妻とのあいだに生まれた長男のセイジ・スタローンも映画監督、脚本家、俳優として父と同じ道を歩むが、2012年、心臓発作により急逝した。

出産時に産科医が鉗子の扱いを誤り、顔面の左側(とくに唇、顎、舌)の神経が傷つけられたため、言語障害で舌足らずな発音と下唇の下垂という症状が残った。このことは少年期のスタローンを内向的にさせ、空想や漫画、とくに映画へ興味を向けさせた。崩れた容姿と脆弱な性格から、つねにいじめの対象となっていた。このトラウマは現在も残る。

9歳(もしくは12歳)のときに両親が離婚したことをきっかけに、しだいに素行不良になる。小学校から高等学校修了までに14の学校から放校処分を受け、母親の経営するボクシングジムで体を鍛えながらも荒れた生活を続けた。当初はボクシングジムに見向きもしなかったが、このころに観賞した映画『ヘラクレス』(1958年)の主演スティーヴ・リーヴスの影響により、みずから体を鍛え始めるようになったという『シルベスター・スタローン物語』バンブーコミックス。。

高校卒業後は美容師学校へ進んだが中退し、レザンにある American School of Switzerland に体育奨学金を得て入学し、演劇を学んだ(このころから演劇に興味を持ち始めたとも)。アメリカに戻りマイアミ大学の演劇学部に3年間在籍したが、脚本家を志すため中退したQ. Moonblood および J.J. Deadlock という筆名を持っていたが、この名で脚本を発表することはなかった。(もしくは2年間在籍したが、授業料の支払いが困難となり中退した)。23歳でニューヨークに戻り本格的に俳優を志した。最終的に『ロッキー』の脚本を卒業論文として、マイアミ大学で学士を取得卒業アクターズスタジオ・インタビュー。。

キャリア

スタローンが初主演した映画は1970年のソフトコアポルノ映画『(子猫と種馬のパーティ)』である。当時は極度の困窮生活で、出演はやむにやまれぬ事情だったとスタローンは述べている - 「(経済的に)本当に切羽詰まっていた。その映画に出演するのでなければ、もう泥棒でもするしかなかった。」この映画は『ロッキー』のヒット後、ロッキーのあだ名にちなみ Italian Stalion(イタリアの種馬)と改題しリリースされている。。

同じく1970年には No Place to Hide(隠れ場無し)という映画に主演したこの映画は Rebel(反抗者)という題名でも知られ、1960年代後半のニューヨークでスタローンら過激派学生グループが FBI に追われるというストーリーである。1990年にこのフィルムは再編集され、A Man Called... Rainbo(レインボーと呼ばれた男)という、『ランボー』をもじった題名でリリースされた。。1971年にはオフ・ブロードウェイの小劇場で Score というアダルト劇の舞台に立っている。このようにポルノ映画への出演やボディーガードなどをこなして日銭を稼ぐ極貧生活が長く続いた。顔面麻痺による演技力の限界や、あまりにも典型的なシチリア人の風貌のため54回のオーディションに落ちた。

1974年に出演した『ブルックリンの青春』(The Lords Of Flatbush)での演技が何人かの評論家の目にとまり、スタローンは妻と愛犬を伴ってハリウッドへ移った。1975年には『デス・レース2000年』に準主役として出演した。

1975年、29歳のとき、観戦したボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」の試合に感銘を受け、それをヒントにわずか3日で書き上げた脚本をもって映画会社に売り込む。この作品が『ロッキー』である。低予算のB級扱いとなり、わずかな上映館でのスタートとなったが、徐々に評判を呼ぶことになり、世界的規模で大ヒットした(詳細は 『ロッキー』の項で記述)。映画の主人公の境遇とスタローン自身のそれが「荒んだ生活から一夜にして栄光を掴む」という古典的なまでの「アメリカン・ドリーム」を体現した点で共通していることから大変な話題を呼び、多くの人間に希望を与えた功績が評価された。

その後『パラダイス・アレイ』で監督業にも進出。しかし、さまざまなジャンルに挑戦しつづけるが『ロッキー』シリーズ以外は興行的に成功することがほとんどない状態が続く。1982年の『ランボー』でようやくロッキー・バルボア以外の役をヒットさせることに成功。以降『ランボー』は『ロッキー』と並ぶスタローンの代表作となった。その後は1993年の『クリフハンガー』など、つねに鍛え上げた肉体を駆使した作品でアメリカを代表するアクション俳優となる。

2006年、シリーズ16年ぶりの新作となる『ロッキー・ザ・ファイナル』 が公開され、2008年には20年ぶりの新作となる『ランボー/最後の戦場』が公開された。

2007年の2月に『ロッキー・ザ・ファイナル』の宣伝でオーストラリアを訪れた際、シドニー空港にて、手荷物のなかにオーストラリアでは禁止されているステロイドが発見され、起訴された。5月15日に行われた審理では代理人が起訴事実を認めたが、スタローンは出廷をしなかった。21日、2500ドルの罰金を科す判決が下った。本人は当初「持ち込んだのは成長ホルモンだけだ」と弁明していたが、やがてはステロイド剤の所持を認めるに至った。しかし、後日になると「あれはテストステロンだ。ステロイドではない」と再度弁明を行った町山智浩『アメリカは今日もステロイドを打つ』 10-11頁、ISBN 9784087805161。。

2010年9月に訪日し、大相撲秋場所を観戦。その際、九重親方に映画出演のオファーを行い話題を呼んだ。また、同年9月28日放送分のNTV系列『魔女たちの22時』や、『おしゃれイズム』にもゲスト出演している。

2010年12月7日、一連の『ロッキー』シリーズのボクシング映画製作などが評価され、国際ボクシング殿堂顕彰者に選出された「ロッキー」スタローン氏も殿堂入り サンケイスポーツ 2010年12月10日閲覧。

2015年に公開された映画『クリード チャンプを継ぐ男』で再度ロッキー・バルボアを演じ、その演技が批評家から絶賛され、2016年の第73回ゴールデングローブ賞では自身初の助演男優賞を受賞した。

作風

俳優としては鍛え上げられた肉体を全面に押し出したアクションが売りである。もともと顔面神経麻痺や言語障害があり、決して表現力に長けているとは言えないものの、役作りに対してはストイックに取り組むことでも知られる。『コップランド』では冴えない中年警官を演じるために肉体派俳優の生命線である体重をあえて増量し、『ランボー』ではノースタントで木から飛び降り肋骨を数か所骨折している。

スタローンが監督や脚本まで担当した『ランボー/最後の戦場』や『エクスペンダブルズ』などの戦場が舞台になる作品では、人体破壊・肉片が飛び散るなどのゴア表現がかなり見られる。また、素早いカットを多用してスピード感溢れる演出にすることで戦場での緊迫感を醸し出している。

記録

関連人物

シュワルツェネッガーとの関係

ともに極限まで肉体を鍛え上げたアクションスターであり肉体派ヒーローを演じる機会が多いアーノルド・シュワルツェネッガーと頻繁に比較される。当初は互いに牽制しあっていたが、現在では彼ら自身もよきライバルであり親友であるという認識を共有している。80年代後半には著名人が一堂に会す場において撮影された二人がともに納まった写真もしばしば映画誌などに掲載されていた。現在では互いに映画のイベントや宣伝に出演しあい、誕生日を祝いあうほどの仲である。また1993年公開の『ラスト・アクション・ヒーロー』『デモリションマン』では互いに作中で笑いの種にしている。2010年公開の映画『エクスペンダブルズ』では1シーンのカメオ出演ながら初めて両者が共演し、2012年公開の続編『エクスペンダブルズ2』では本格的な共演をしているほか、2013年公開の『大脱出』ではW主演を果たしている。またシュワルツェネッガーがスタントの怪我で入院した際、偶然にもスタローンと一緒の病室であり、スタローンもスタントの怪我で入院していた。

コッポラとの関係

『ロッキー』で共演し、長年の親友であるタリア・シャイアは、実兄であるフランシス・フォード・コッポラに『ゴッドファーザーPARTIII』にスタローンを出演、または監督させる約束を取り付けたが、コッポラがいずれも反故にしたため、両人のあいだに亀裂が生まれたという。

私生活

家族

スタローンは計3回の結婚歴があり、二男三女をもうけている。

下積み生活中の1974年にサーシャ・チャックと結婚。俳優・映画監督のセイジ・スタローンら二人の男児をもうけたあと、1985年に離婚。

1985年に『ロッキー4/炎の友情』『コブラ』で共演したブリジット・ニールセンと再婚し1987年に離婚。

現在の妻は女優・モデルの。1996年に一女をもうけ、1997年に結婚、さらに二女をもうけた。

2017年、第74回ゴールデングローブ賞では、長女ソフィア、次女システィーン、三女スカーレットがミス・ゴールデングローブ(授賞式のアシスタント役)に選ばれている。

思想・信仰

幼少のころから大天使ミカエルの洗礼名を持つhttp://www.imdb.com/name/nm0000230/bioローマ・カトリックのキリスト信者である。『ロッキー・ザ・ファイナル』公開の時にはキリスト教原理主義系の番組に出演し、自身の信仰について語ったhttp://www.lifesitenews.com/ldn/2007/jan/07011201.html。『ランボー/最後の戦場』にもキリスト教の要素を加えたと語っているhttps://www.catholicnewsagency.com/news/rambo_iv_is_also_a_christian_film_sylvester_stallone_confirms。

熱心な共和党員で、政治的な発言も多い。2008年の大統領選挙では同党候補ジョン・マケインへの応援活動を行った。また、その影響が自身の作品に色濃く現れることもあった(『ランボー/怒りの脱出』、『ランボー3/怒りのアフガン』、『ロッキー4/炎の友情』などの脚本)。

ドナルド・トランプとは、彼が大統領に就任する前からの古い親友であり、「俺はドナルド・トランプが好きだ。アーノルド・シュワルツェネッガーやベーブ・ルースのような英雄でも、彼らが政治の世界で国を動かせるかどうかはわからないけれどね」と大統領選前に発言しているhttps://rollingstonejapan.com/articles/detail/27385。トランプが主催した2016年の新年前夜パーティにも参加し、大統領就任の際には就任を称えるメッセージを非公式で送っているhttps://twitter.com/DanScavino/status/815050572323753984。2016年にはトランプ大統領側から「全米芸術基金(ENA)」の会長職の打診を受けるも、「退役軍人の生活保障」の方に関心があるとして、これを辞退したhttps://www.huffingtonpost.jp/2016/12/21/sylvester-stallone_n_13762018.html。2018年には黒人初のヘビー級ボクシング王者であり、冤罪で服役したジャック・ジョンソンに対する死後恩赦をトランプ大統領に打診したhttps://www.esquire.com/jp/news/a222197/news-trump18-0424/。その後、ジョンソンに恩赦が与えられた際には、ホワイトハウスで行われたセレモニーにも出席しているhttps://deadline.com/2018/05/sylvester-stallone-jack-johnson-donald-trump-balboa-productions-mgm-1202400002/。

共和党員ではあるが、リベラルな側面を見せることもある。殺傷能力の高い自動小銃などを一般市民が保持することに対しては批判的であり、2013年には「猟銃にも使えないし、軍に襲撃されるわけでもないのに何に使おうというのか」とコメントしているhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0201J_S3A200C1CR8000/。また民主党のビル・クリントンとは個人的な親友であり、「モニカ・ルインスキー事件」ではクリントンを支援・擁護する姿勢を見せているhttps://hollowverse.com/sylvester-stallone/。

主な作品

公開年 邦題原題 役名 備考 吹き替え
1969 白銀のレーサーDownhill Racer レストランの客クレジットなし TBA(テレビ東京版)
The Square Root(That Nice Boy)
1970 ザ・イタリアン・スタローンThe Party at Kitty and Stud's(Italian Stallion) スタッド ポルノ映画(吹き替え版なし)
ふたりの誓いLovers and Other Strangers クレジットなし
M★A★S★H マッシュM*A*S*H クレジットなし TBA(フジテレビ版)TBA(LD版)
The Sidelong Glances of a Pigeon Kicker パーティーゲスト クレジットなし
1971 ウディ・アレンのバナナBananas チンピラ 日本劇場未公開
コールガールKlute エキストラ出演TBA(テレビ朝日版)TBA(TBS版)
1974 ブルックリンの青春The Lords Of Flatbush 兼脚本(ダイアログ監修)
レベルNo place to hide ジェリー・サベージ
1975 The Prisoner of Second Avenue 若者
ビッグ・ボスCapone フランク・ニティ 青野武(TBS版)
デス・レース2000年Death Race 2000 マシンガン・ジョー 玄田哲章(テレビ朝日版)
マンディンゴMandingo 若きクラウド 出演シーンカット
さらば愛しき女よFarewell, My Lovely ジョニー TBA(TBS版)
刑事コジャックKOJAK 山城新伍
ポリス・ストーリーPolice Story ロッキー
1976 爆走!キャノンボールCannonball TBA(日本テレビ版)
ロッキーRocky ロッキー・バルボア 兼脚本 羽佐間道夫(TBS版)
1978 フィストF.I.S.T. ジョニー・コヴァック
パラダイス・アレイParadise Alley コスモ・カルーボニ 兼監督、脚本 玄田哲章(テレビ朝日版)
1979 ロッキー2Rocky II ロッキー・バルボア 羽佐間道夫(TBS版)
1981 ナイトホークスNighthawks ディーク・ダシルヴァ 兼一部監督(クレジットなし) 夏八木勲(フジテレビ版)佐々木功(テレビ朝日版)楠大典(2016年版)
勝利への脱出Escape to Victory ロベルト・ハッチ 佐々木功(フジテレビ版)
1982 ロッキー3Rocky III ロッキー・バルボア 兼監督、脚本 羽佐間道夫(TBS版)玄田哲章(日本テレビ版)
ランボーFirst Blood ジョン・ランボー 兼脚本 渡辺謙(旧日本テレビ版)羽佐間道夫(TBS版)銀河万丈(フジテレビ版)佐々木功(テレビ朝日版)玄田哲章(新日本テレビ版)
1983 ステイン・アライブStaying Alive 通行人 兼監督、製作、脚本出演クレジットなし TBA(フジテレビ版)
1984 クラブ・ラインストーン/今夜は最高!Rhinestone ニック・マルティネッリ 兼脚本
1985 ランボー/怒りの脱出Rambo: First Blood Part II ジョン・ランボー 玄田哲章(日本テレビ版)羽佐間道夫(TBS版)銀河万丈(フジテレビ版)佐々木功(テレビ朝日版)
ロッキー4/炎の友情Rocky IV ロッキー・バルボア 兼監督、脚本 羽佐間道夫(TBS版)佐々木功(テレビ朝日版)
1986 コブラCobra マリオン・“コブラ”・コブレッティ 兼脚本
1987 オーバー・ザ・トップOver the Top リンカーン・ホーク 玄田哲章(フジテレビ版)羽佐間道夫(TBS版)安原義人(テレビ朝日版)
1988 ランボー3/怒りのアフガンRambo III ジョン・ランボー 玄田哲章(日本テレビ版)佐々木功(テレビ朝日版)
1989 ロックアップLock-Up フランク・レオン 玄田哲章(ソフト版、日本テレビ版)
デッドフォールTango & Cash "レイ"レイモンド・タンゴ 玄田哲章(ソフト版)ささきいさお(テレビ朝日版)
1990 ロッキー5/最後のドラマRocky V ロッキー・バルボア 兼脚本 羽佐間道夫(日本テレビ版)佐々木功(VHS版)
1991 オスカーOscar アンジェロ・"スナップス"・プロヴォローネ 羽佐間道夫
1992 刑事ジョー ママにお手あげStop! or My Mom will Shoot ジョー・ボモウスキー 羽佐間道夫(ソフト版)玄田哲章(フジテレビ版)
1993 クリフハンガーCliffhanger ゲイブ・ウォーカー 兼脚本 玄田哲章(ソフト版、フジテレビ版)大塚明夫(日本テレビ版)ささきいさお(BSジャパン版)
デモリションマンDemolition Man ジョン・スパルタン 玄田哲章(ソフト版)佐々木功(テレビ朝日版)
1994 スペシャリストThe Specialist レイ・クイック
1995 ジャッジ・ドレッドJudge Dredd ジャッジ・ドレッド 玄田哲章(ソフト版、フジテレビ版)
暗殺者Assassins ロバート・ラス 玄田哲章(ソフト版、フジテレビ版)佐々木功(テレビ朝日版)
1996 デイライトDaylight キット・ラトゥーラ 玄田哲章(ソフト版)佐々木功(テレビ朝日版)
1997 メン・イン・ブラックMen In Black 宇宙人 アーカイブ出演、クレジットなし(台詞なし)
コップランドCop Land フレディ・ヘフリン 玄田哲章(ソフト版、日本テレビ版)
The Good Life ボス 友情出演
1998 アラン・スミシー・フィルムAn Alan Smithee Film:Burn Hollywood Burn 本人役 日本劇場未公開 玄田哲章
アンツAntz ウィーバー 声の出演
2000 追撃者Get Carter ジャック・カーター 玄田哲章(ソフト版)ささきいさお(テレビ東京版)
2001 ドリヴンDriven ジョー・タント 兼製作、脚本 玄田哲章(ソフト版、日本テレビ版)ささきいさお(テレビ東京版)
2002 D-TOXD-Tox ジェイク・マロイ 大塚明夫(ソフト版)ささきいさお(テレビ東京版)
シルベスター・スタローン ザ・ボディガードAvenging Angelo フランキー・デラーノ 楠大典
Liberty's Kids: Est. 1776 Paul Revere 声の出演
2003 TAXi3Taxi 3 空港に向かう乗客 クレジットなし 玄田哲章(ソフト版)ささきいさお(フジテレビ版)
シェイドShade ディーン・スティーヴンス ささきいさお
Spy Kids 3-D : Game Over トイメイカー(セバスチャン) 角田信朗
2005 ラスベガスLas Vegas フランク シーズン2第12話「I LOVE デュラン・デュラン」シーズン2第18話「マニコッティをどうぞ」 羽佐間道夫
2006 ロッキー・ザ・ファイナルRocky Balboa ロッキー・バルボア 兼監督、脚本
2008 ランボー/最後の戦場Rambo ジョン・ランボー 兼監督、製作、脚本 ささきいさお(ソフト版、テレビ東京版)
2009 スタローン in ハリウッド・トラブルKambakkht Ishq 本人役 (吹き替え版なし)
2010 エクスペンダブルズThe Expendables バーニー・ロス 兼監督、脚本 ささきいさお
2011 Mr.ズーキーパーの婚活動物園Zookeeper ジョー 声の出演 間宮康弘
2012 エクスペンダブルズ2The Expendables 2 バーニー・ロス 兼脚本ささきいさお
2013 バレットBullet to the Head ジミー・ボノモ
大脱出Escape Plan レイ・ブレスリン
バトルフロントHomefront 製作、脚本
リベンジ・マッチGrudge Match ヘンリー・“レーザー”・シャープ ささきいさお
サタデー・ナイト・ライブSaturday Night Live 本人
2014 ゲットバッカーズReach Me ジェラルド 宮本克哉
エクスペンダブルズ3 ワールドミッションThe Expendables 3 バーニー・ロス 兼脚本 ささきいさお
2015 クリード チャンプを継ぐ男Creed ロッキー・バルボア 兼製作 羽佐間道夫
2016 ラチェット&クランク THE MOVIERatchet & Clank ビクター 声の出演 小山剛志
2017 アニマルクラッカー 〜まほうのサーカス〜Animal Crackers ブレットマン 声の出演
This Is UsThis Is Us 本人役 シーズン2第3話「過去の面影」 楠大典
Guardians of the Galaxy Vol. 2 スタカー・オゴルド ささきいさお
デス・ウィッシュDeath Wish 製作
2018 大脱出2Escape Plan 2:Hades レイ・ブレスリン ささきいさお
クリード 炎の宿敵Creed II ロッキー・バルボア 兼製作、脚本 羽佐間道夫
バックトレースBacktrace サイクス 玄田哲章
2019 大脱出3Escape Plan: The Extractors レイ・ブレスリンささきいさお
ランボー ラスト・ブラッドRambo: Last Blood ジョン・ランボー 兼脚本
2021 ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結The Suicide Squad ナナウエ / キング・シャーク 声の出演 玄田哲章
2022 Samaritan スタンリー・コミンスキー ポストプロダクション
TBA The Expendables 4 バーニー・ロス プリプロダクション
Little America ブリプロダクション

受賞とノミネート

アカデミー賞など

部門 作品 結果
アカデミー賞 1976 主演男優賞 『ロッキー』
脚本賞
2016助演男優賞 『クリード チャンプを継ぐ男』
英国アカデミー賞 1976 主演男優賞 『ロッキー』
脚本賞
ゴールデングローブ賞 1976 主演男優賞 (ドラマ部門) 『ロッキー』
脚本賞
2015 助演男優賞 『クリード チャンプを継ぐ男』
  • 全米映画歴史研究家協会賞 最優秀主演男優賞 『ロッキー』
  • ダヴィッド・ディ・ドナテロ賞 外国映画部門最優秀男優演技賞 『ロッキー』
  • 全米・カナダ映画興業者選出 ドル箱スター第1位
  • 男性鑑賞協会選出 男性ベストテン第1位
  • Show West Convention Star Of The Year (1979年・1984年)
  • Hasty Pudding Theatricals Man of the Year
  • ピープルズ・チョイス・アワード Favorite Motion Picture Actor
  • セザール賞 名誉賞
  • ゴールデンアップル賞 Star of the Year
  • サターン賞 Lifetime Achivement Award
  • ストックホルム映画祭 最優秀男優賞 『コップランド』
  • Home Entertainment 2002 ミレニアム・アクションスター
  • ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2015 助演男優賞 『クリード チャンプを継ぐ男』

ゴールデンラズベリー賞

ゴールデンラズベリー賞とは、毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する一種のジョーク賞である。

部門 作品 結果
ゴールデンラズベリー賞 1984 最低主演男優賞 『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』
最低脚本賞 『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』(フィル・アルデン・ロビンソンと共同)
1985 最低主演男優賞 『ランボー/怒りの脱出』、『ロッキー4/炎の友情』
最低監督賞 『ロッキー4/炎の友情』
最低脚本賞 『ランボー/怒りの脱出』(ジェームズ・キャメロン、ケヴィン・ジャールと共同)
『ロッキー4/炎の友情』(シェルドン・レティックと共同)
1986 最低主演男優賞 『コブラ』
最低脚本賞 『コブラ』
1987 最低主演男優賞 『オーバー・ザ・トップ』
1988 最低主演男優賞 『ランボー3/怒りのアフガン』
最低脚本賞 『ランボー3/怒りのアフガン』
1989 最低主演男優賞 『ロックアップ』、『デッドフォール』
1980年代最低男優賞 『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』、『コブラ』、『ロックアップ』、『オーバー・ザ・トップ』、『ランボー/怒りの脱出』、『ランボー3/怒りのアフガン』、『ロッキー4/炎の友情』、『デッドフォール』
1990 最低主演男優賞 『ロッキー5/最後のドラマ』
最低脚本賞 『ロッキー5/最後のドラマ』
1991 最低主演男優賞 『オスカー』
1992 最低主演男優賞 『刑事ジョー/ママにお手あげ』
1993 最低脚本賞 『クリフハンガー』(マイケル・フランス、ジョン・ロングと共同)
1994 最低主演男優賞 『スペシャリスト』
最低スクリーンカップル賞 『スペシャリスト』(シャロン・ストーンと共同)
1995 最低主演男優賞 『暗殺者』、『ジャッジ・ドレッド』
1996 最低主演男優賞 『デイライト』
1998 最低助演男優賞 『アラン・スミシー・フィルム』
1999 20世紀最低男優賞 彼がした全てのことの99.5%に対して
2000 最低主演男優賞 『追撃者』
2001 最低助演男優賞 『ドリヴン』
最低脚本賞 『ドリヴン』(ジャン・スクレントニー、ニール・タバクニックと共同)
最低スクリーンカップル賞 『ドリヴン』(バート・レイノルズと共同)
2003 最低助演男優賞 『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』
2010 最低監督賞 『エクスペンダブルズ』
2015 名誉挽回賞 『クリード チャンプを継ぐ男』

このように1980年代から1990年代初頭までの彼の全盛期、暴力的な『ランボー』シリーズ等の主演に対して批評家から酷評を受け続けていた。しかし、そのような酷評とは相反しヒット作を次々と生み出してきた。加えて、全盛期の主演作の多くが、新興インディペンデントのカロルコ・ピクチャーズやキャノン・フィルズ作品であったことも、メジャー寄りの保守的な批評家からの批判を助長させる大きな要因になった。とくにカロルコの大作映画は、シルヴェスター・スタローンの主演作以外であっても、その多くがゴールデンラズベリー賞(またはノミネート)の常連作となっていた。しかし、2015年の『クリード チャンプを継ぐ男』において「名誉挽回賞」の候補となり、受賞を果たした。

批評家からの視点で、(スタローンの主演作のなかで)映画史的に唯一と言ってもいい高い評価を受けている『ロッキー』の1作目は、メジャーの老舗ユナイテッド・アーティスツの作品である。

ハリウッド殿堂

ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星型プレート(映画部門)があり、グローマンズ・チャイニーズ・シアターの入り口前に手形・足形・署名入りのブロックプレートが埋め込まれている。

File:Stallone-Hollywood-Star.jpg|ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム File:Grauman's Chinese Theatre, Sylvester Stallone.jpg|グローマンズ・チャイニーズ・シアター

日本語吹替

主に担当しているのは、以下の三人である。

ささきいさお(佐々木功)
1982年の『勝利への脱出』フジテレビ版で初担当。現在はほぼ専属(フィックス)で担当している。主な担当作は『ランボー』シリーズ(全作品)、『エクスペンダブルズ』シリーズなど。『クリフハンガー』など後年になって旧作の新吹替版が制作される際にも起用されている。当初は玄田哲章が多く担当していたが、1990年代に『日曜洋画劇場』のプロデューサーを務めていた圓井一夫が「玄田さんばかりにこの手(肉体派)の役が集中するのも」と考えたことで、テレビ朝日放送のスタローン作品ではささきが起用されるようになった。その後、テレビ版はささき、ソフト版は玄田というパターンができていたが、2003年の『シェイド』からはささきがソフト版を含めた多くの作品を担当するようになり、ささきによるスタローンの吹替が定着していった。
羽佐間道夫
1970年代から1990年代初頭の作品を数多く担当。特にTBSの映画番組でよく起用された。『ロッキー』シリーズにおけるロッキー・バルボア役は羽佐間自身にとっても当たり役のひとつとなっており、シリーズ全6作に加えスピンオフ作品の『クリード チャンプを継ぐ男』シリーズまで全作品を担当している。スタローンの吹替つながりで、ささきのコンサートにゲスト出演したこともある。
玄田哲章
『デス・レース2000』などデビュー初期の作品から担当。1980~1990年代は玄田の持ち役として有名なアーノルド・シュワルツェネッガーよりも担当本数が多く、ホームビデオ作品である『アメリカンそっくりシアター ハリーの爆笑捜査線!』ではスタローンおよびランボーのパロディキャラを演じている。スタローンの代表作『ロッキー』シリーズでは『ロッキー3』(日本テレビ)のみ、『ランボー』は1~3作目(いずれも日本テレビ)で起用された。 2000年代に入ると、ささきいさおの担当作増加に押されて担当する機会が減り、2005年の『ドリヴン』(日本テレビ版)を最後に途絶えていたが、2019年の『バックトレース』で14年ぶりに担当し、2021年の『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では原語版でスタローンが声を務めたCGキャラクターの吹き替えを担当した。

このほか、大塚明夫銀河万丈楠大典なども複数の作品で声を当てており(『クリフハンガー』、『ランボー』、『D-TOX』、『ナイトホークス』、『シルベスター・スタローン ザ・ボディガード』など)、日本テレビの『ランボー』初回放送版での渡辺謙や、『』の角田信朗など本職の声優ではない著名人が吹替えを担当した例もある。

注釈

出典

外部リンク

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