木村元彦 : ウィキペディア(Wikipedia)
木村 元彦(きむら ゆきひこ、1962年 - )は、日本のノンフィクション作家、ビデオジャーナリスト。愛知県出身。
人物
中央大学文学部卒業後、原一男の疾走プロダクションを経て、独立。
アジアや東欧を中心に、スポーツ人物論や先住民族問題を専門に、『文藝春秋』、『AERA』、『週刊現代』、『Sports Graphic Number』などに寄稿。テレビの分野ではNHKBS『きょうの世界』や朝日ニュースターで数多くの映像レポートを発表。2004年アテネ五輪時はイラク戦争下で活動するイラク代表チームに密着し、その映像はNHKのオリンピック総集編でも使用された。『オシムの言葉』は40万部を超えるベストセラーになった。
2011年度日本民間放送連盟主宰「民放連賞」報道部門東京地区審査委員。
筑摩書房ウェブサイトの「Webちくま」で「入管を訪れる人々」(外部リンク)を連載中(2019年3月末の「第3回」で中断)。
著作
- 誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡(1998年、東京新聞出版社 / 2000年、集英社文庫)
- 悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記(2000年、集英社)(2001年、集英社文庫)
- 終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ(2005年、集英社新書)
- 安英学物語(2005年) - 「Jリーガー安英学」を題材にした漫画の原作を担当。作画は宮城シンジ。
- オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える(2005年、集英社インターナショナル)2008年、集英社文庫 2014、増補改訂版 文春文庫
- ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作品、文科省読書感想文コンクール課題図書
- オシムが語る(2006年、集英社インターナショナル)
- 著:シュテファン・シェンナッハ、エルンスト・ドラクスル、監修:木村元彦、訳:小松淳子
- 蹴る群れ(2007年、講談社)
- 独裁者との交渉術 元国連事務次長 明石康の回顧録インタビューと解説(2010年、集英社新書)
- オシムからの旅(2000年、理論社)
- 大分トリニータ物語(2008年)- 大分トリニータを題材にした漫画の原作を担当。作画は宮城シンジ。
- 大分トリニータの15年 社長・溝畑宏の天国と地獄(2010年、集英社)
- 争うは本意ならねど(2011年、集英社)
- 木村元彦2014「現代の肖像 C.R.A.C.(対レイシスト行動集団) 野間易通 ヘイトをしばく街頭の流儀」『アエラ』27(18), 56-60
- 終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ(2015年10月2日 集英社)
- 橋を架ける者たち(2016年、集英社新書、ISBN 978-4-08-720849-8)
- 徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男(2016年、集英社)
- 無冠、されど至強 東京朝鮮高校サッカー部と金明植の時代(2017年、ころから)
- 江藤慎一とその時代 早すぎたスラッガー(2023年、ぴあ)
関連人物
- イビチャ・オシム
- ドラガン・ストイコビッチ
- エミール・クストリッツァ
- 柴宜弘
- 明石康
- 河野太郎
- 為末大
- 板尾創路
- 水道橋博士
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/05 21:04 UTC (変更履歴)
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