ポール・レイシー
シカゴで聴覚障害者の両親の元に生まれ育ち、アメリカ手話に長ける。シカゴにある地元の劇場で演技経験を積み、ロサンゼルスでも多くの舞台に出演。アメリカ手話での舞台にも立つ。映画には「ドラゴン ブルース・リー物語」(93)、「ヒラリー・ダフ in 恋する彼女はスーパースター」(12)などに出演しているが、2020年、Amazonオリジナル映画として配信された「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」(19)で一躍知られるように。聴覚を失ったドラマーを描いた同作で、突発性難聴に苦しむ主人公に手を差し伸べる聴覚障害者コミュニティの運営者ジョー役を手話を交えて演じ、全米映画批評家協会賞の最優秀助演男優賞を受賞するなど、高い評価を受ける。