アンソニー・マラス
オーストラリア出身。ギリシャのイカリア島にルーツを持つ。高校生の頃から短編映画を自主制作し、フリンダース大学で法学を修めたのち渡米。カリフォルニア大学で映画制作を学ぶ。現代国際社会特有の戦争や紛争、麻薬取引問題などに翻弄される市井の人々を描いた「Azadi(原題)」(05)、「Spike Up(原題)」(07)、「The Palace(原題)」(11)といった短編監督作で世界的に高い評価を獲得。バラエティ誌による「2018年注目すべき映画監督10人」にも選ばれた。2008年のインド・ムンバイ同時多発テロ事件で実際に起きた人質脱出劇をデブ・パテル主演で映画化した「ホテル・ムンバイ」(18)で、長編監督デビューを飾る。