アルチュール・アラリ
仏パリ出身。俳優として出発し、ジュスティーヌ・トリエ監督作「ソルフェリーノの戦い」(13)で長編映画に初出演する。「汚れたダイヤモンド」(16)で長編監督デビューし、フランス映画批評家協会賞作品賞を受賞するなど、仏映画界で高い評価を獲得。太平洋戦争終結から約30年後に日本に帰還した小野田寛郎旧陸軍少尉の物語を映画化した長編監督第3作「ONODA 一万夜を越えて」(21)は、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品される。
2023年、ジュスティーヌ・トリエ監督との共同脚本作「落下の解剖学」でアカデミー脚本賞を受賞。同作はカンヌ国際映画祭コンペティション部門最高賞のパルムドールとゴールデングローブ賞最優秀脚本賞にも輝いた。
トリエ監督とは「愛欲のセラピー」(19)でも共同脚本を手がけ、公私ともにパートナー関係を結んでいる。俳優としてのその他の出演作に諏訪敦彦監督作「ライオンは今夜死ぬ」(17)など。