ダニエル・シャイナート
米アラバマ州バーミンガム出身。ボストンのエマーソン大学で映画を学ぶ。在学中に出会ったダニエル・クワンと2011年から監督・脚本家コンビ「ダニエルズ」として活動を開始。CMやMVのディレクションを経て、ダニエル・ラドクリフとポール・ダノを主演に迎えた「スイス・アーミー・マン」(16)で長編映画監督デビューを果たす。同作はサンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞を重ねて話題となった。
一方、ダニエル・シャイナート個人の名義では19年にブラックコメディ映画「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」のメガホンをとったほか、TVシリーズ「ビカミング・ア・ゴッド」のエピソード監督を担当した。
「スイス・アーミー・マン」に続き気鋭のスタジオ「A24」とタッグを組んだ、ダニエルズ名義の長編第2作でミシェル・ヨー主演の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(22)は全米賞レースをにぎわす話題作となり、第95回アカデミー賞で作品賞や自身の監督賞、脚本賞など計7部門を受賞する成功を収めた。