ニック・バレロンガ
12歳の時、父親のトニー・リップとともに映画「ゴッドファーザー」(72)の結婚式シーンにエキストラとして参加したのをきっかけに映画の道に入る。ニューヨークのアクターズ・スタジオなどで演技を学び、オフブロードウェイや映画、TVドラマの端役で下積みを経験。ニュース番組のスタッフを経て、映画「プロフェッショナル」(93・日本劇場未公開)で脚本家デビューを果たし、「A Brilliant Disguise(原題)」(94)で監督デビューする。以降、製作・監督・脚本・俳優とマルチに活動。ニューヨーク・ブロンクスの有名ナイトクラブで用心棒をしていた父トニー・リップと黒人ピアニストのドン・シャーリーの実話を基に描いた「グリーンブック」(18)で製作と共同脚本を務め、アカデミー作品賞と脚本賞にノミネートされた。