ジミー・チン
登山写真家、映画監督。米ミネソタ州で、中国出身の両親のもと育つ。カールトン大学を卒業後、本格的にクライミングを始める。23歳の時にカラコルム山脈の登攀で撮影した写真が登山家や探検家に絶賛され、2003年からはナショナルジオグラフィックのカメラマンとして世界各地の山峰を撮影。手がけた写真はニューヨークタイムズ誌など数々の雑誌に掲載されたほか、アップル社やザ・ノース・フェイスのCMにも起用された。妻であるエリザベス・チャイ・バサルヘリィとともに監督を務めた山岳ドキュメンタリー映画「MERU メルー」(15)でサンダンス映画祭の観客賞を受賞、続く「フリーソロ」(18)ではアカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した。エベレストの山頂からスキーで下山した初のアメリカ人としても知られる。