ドミニク・クック
英ロンドン出身。10代から演劇の虜になり、ウォーウィック大学卒業後に自身の劇団を設立。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアシスタント・ディレクターを務めた後の1995年からロイヤル・コート・シアターの運営に携わり、07年から13年まで芸術監督を務める。BBCのミニドラマシリーズで初めてTVドラマのエピソード監督を手がけ、その劇場版「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン ヘンリー六世」2部作、「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン リチャード三世」(すべて16)は日本でも劇場公開された。シアーシャ・ローナン主演「追想」(17)で長編映画監督デビュー。17年にはミュージカル「フォリーズ」のナショナル・シアター公演の演出を務め、ローレンス・オリビエ賞の最優秀リバイバル賞を受賞した。ベネディクト・カンバーバッチ主演のスパイサスペンス「クーリエ 最高機密の運び屋」(20)でもメガホンをとる。14年に大英帝国勲章を授与された。