弦巻裕 : ウィキペディア(Wikipedia)
弦巻 裕(つるまき ゆたか、1950年 - )は、日本の録音技師。日本映画大学教授。株式会社サウンドデザインユルタ代表取締役。
来歴
新潟県生まれ。法政大学映画研究会所属時に助監督を務め、卒業後東京テレビセンターに勤務。フリーの録音技師として活躍している。2004年、映画『誰も知らない』で毎日映画コンクール録音賞を受賞した。
主な作品
映画
公開年 | 作品名 | 監督 | 制作(配給) |
---|---|---|---|
1979年 | 不安な質問 | 松川八洲雄 | たまごの会映画委員会 |
1982年 | シブがき隊 ボーイズ&ガールズ(録音助手) | 森田芳光 | 東映 |
1986年 | ビリィ・ザ・ギッドの新しい夜明け | 山川直人 | パルコ |
1988年 | ロックよ、静かに流れよ | 長崎俊一 | 東宝 |
不可思議物語4 ワン・ステップ・ビヨンド | 山川直人 | パル企画 | |
不可思議物語8 猫はよく朝方帰ってくる | 山川直人 | パル企画 | |
SO WHAT | 山川直人 | 松竹 | |
妖女の時代 | 長崎俊一 | 東宝 | |
ふ・し・ぎ・なBABY | 根元順善 | 東宝 | |
1990年 | 天と地と(録音助手) | 角川春樹 | 東映 |
1991年 | 幕末純情伝 | 薬師寺光幸 | 松竹 |
ワールド・アパートメント・ホラー | 大友克洋 | エンボディメント・フィルムズ | |
1994年 | ティンク・ティンク | 照屋林賢 | ユーロスペース |
1995年 | ただひとたびの人 | 加藤哲 | TAKE1 |
1996年 | もうひとつ人生 | 小池征人 | シグロ |
ティンク・ティンク | 照屋林賢 | BOX OFFICE | |
絵の中のぼくの村 | 東陽一 | シグロ | |
1997年 | いさなのうみ | 日垣一博 | ピターズ・エンド |
鍛金 奥山峰石のわざ(協力) | 松川八州雄 | ― | |
1998年 | 鯨捕りの海 | 梅川俊明 | シグロ |
2000年 | ボクの、おじさん THE CROSSING | 東陽一 | SIGLO |
もうひとつの人生 | 小池征人 | シグロ | |
2001年 | 花子 | 佐藤真 | シグロ |
東京ハレンチ天国さよならのブルース(録音協力) | 本田隆一 | ビターズ・エンド | |
2002年 | アレクセイと泉 | 本橋成一 | サスナフィルム |
釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪! | 本木克英 | 松竹 | |
チョムスキー9.11 Power and Terror(音声) | ― | シグロ | |
2004年 | 誰も知らない | 是枝裕和 | シネカノン |
ULTRAMAN | 小中和哉 | 松竹 | |
2005年 | 誰がために | 日向寺太郎 | パル企画 |
ガラスの使途 | 金守珍 | プログレッシブピクチャーズ | |
2006年 | 花よりもなほ | 是枝裕和 | 松竹 |
エドワード・サイード OUT OF PLACE(整音) | 佐藤真 | シグロ | |
ナミイと唄えば | 本橋成一 | サスナフィルム | |
黒帯KURO-OBI | 長崎俊一 | クロックワークス | |
2007年 | チョンおばさんのクニ(整音) | 班忠義 | シグロ |
ゲゲゲの鬼太郎 | 本木克英 | 松竹 | |
追悼のざわめき(デジタルリマスター版)(録音協力) | 松井良彦 | 安岡フィルムズ | |
歩いても 歩いても | 是枝裕和 | シネカノン | |
2008年 | 西の魔女が死んだ | 長崎俊一 | アスミック・エース |
蛇にピアス | 蜷川幸雄 | ギャガ | |
バオバブの記憶 | 本橋成一 | サスナフィルム | |
2009年 | 空気人形 | 是枝裕和 | アスミック・エース |
2010年 | ViVA! Kappe ビバ!カッペ | 植田尚 | ブランディング&プロデューサーズ |
オカンの嫁入り | 呉美保 | 角川映画 | |
心中天使 | 一尾直樹 | マコトヤ | |
2011年 | 少女たちの羅針盤 | 長崎俊一 | クロックワークス |
冬の日 | 黒崎博 | コ・フェスタPAO事務局 | |
奇跡 | 是枝裕和 | ギャガ | |
2013年 | そして父になる | 是枝裕和 | ギャガ |
2015年 | 海街diary | 是枝裕和 | ギャガ |
2016年 | 探偵ミタライの事件簿 星籠の海 | 和泉聖治 | 東宝 |
2016年 | 海よりもまだ深く | 是枝裕和 | ギャガ |
2016年 | いしぶみ | 是枝裕和 | ギャガ |
主な受賞
- 日本映画・テレビ録音協会録音賞(2004年)
- 毎日映画コンクール録音賞(2004年)
- 第37回日本アカデミー賞優秀録音賞(2013年、『そして父になる』)
- 文化庁映画賞(2022年)【報道資料】令和4年度文化庁映画賞(文化記録映画部門・映画功労部門)を決定しました
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/21 20:23 UTC (変更履歴)
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