アイス・キューブ
本名はオシェイ・ジャクソン。米ロサンゼルスで生まれ育つ。ヒップホップグルーブ「C.I.A」のメンバーとしてキャリアをスタートさせ、“ギャングスタ・ラップ”のパイオニアとして有名な「N.W.A」では作詞の才能を武器に社会現象を巻き起こした。1989年に同グループを脱退し、翌90年初のソロアルバム「AmeriKKKa's Most Wanted」をリリース。その後はラッパーとして活躍するだけでなく、プロデューサーとしても手腕を振るう。音楽界で成功を収める一方で、俳優デビュー作「ボーイズ’ン・ザ・フッド」(91)では主人公3人組の1人ドウボーイを演じる。95年の「friday」で製作総指揮・脚本・主演を努め、98年の「ザ・プレイヤーズ」(日本劇場未公開)で監督デビューを果たした。その後の出演作に「スリー・キングス」(99)、「トリプルX ネクスト・レベル」(05・日本劇場未公開)、「21ジャンプストリート」(12・日本劇場未公開)などがある。自らプロデュースを務めたN.W.Aの伝記映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」(15)では、長男のオシェイ・ジャクソン・Jr.がキューブ役を演じている。