2018年 第90回 アカデミー賞特集(2018年) 全部門ノミネート・主演男優賞

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映画.com 第90回アカデミー賞特集

2018年3月4日(現地時間)にカリフォルニア州は ハリウッドのドルビー・シアターで開催される、
第90回アカデミー賞授賞式。最新情報をお知らせ!

Nominate - 全部門ノミネート作品 -

主演男優賞

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米ニューヨーク・マンハッタンの芸能一家に生まれる。9歳の頃からCMに出演し、名門ラガーディア高校在学中の17歳のときにTVシリーズ「HOMELAND」(12)などに出演。高校卒業後、ジェイソン・ライトマン監督作「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」(14)で映画デビューし、SF大作「インターステラー」(14)ではマシュー・マコノヒーの息子役を演じる。

17年、ルカ・グァダニーノ監督作「君の名前で僕を呼んで」でアカデミー主演男優賞をはじめ多数の賞にノミネートされ、同年のアカデミー賞をにぎわせたグレタ・ガーウィグ監督作「レディ・バード」にも主人公の恋人役で出演し、一躍注目を集める存在となった。

以降、「ビューティフル・ボーイ」(18)、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(19)、「DUNE デューン 砂の惑星」(21)、グァダニーノ監督と再タッグを組んだ「ボーンズ アンド オール」(22)など、数々の話題作に出演している。

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父親は桂冠詩人、母親は女優、祖父はイギリス映画界の大物という芸能一家に育つ。ケントの演劇学校在学中から俳優として活躍し、13歳の時、「日曜日は別れの時」(71)で映画デビューを果たす。以降は主に舞台で活躍し、82年にリチャード・アッテンボロー監督の「ガンジー」で映画に復帰。「マイ・ビューティフル・ランドレット」(85)や「存在の耐えられない軽さ」(88)で注目され、89年の「マイ・レフトフット」でアカデミー主演男優賞を受賞する。以降はマイケル・マンの「ラスト・オブ・モヒカン」(92)やジム・シェリダンの「父の祈りを」(93)、マーティン・スコセッシの「エイジ・オブ・イノセンス」(93)「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)など作品を厳選して出演。07年のポール・トーマス・アンダーソン監督作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で2度目のアカデミー主演男優賞を手にする。スピルバーグ監督の「リンカーン」(12)で米第16代大統領エイブラハム・リンカーンを演じ、史上初3度目のアカデミー主演男優賞受賞を果たした。

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ウガンダ人の母のもと、英ロンドンに生まれる。9歳のときに演劇学校で劇作の面白さに触れ、創作の仕事に就くことを決意。2006年、TV映画「Shoot the Messenger(原題)」(06)で俳優デビューし、青春群像ドラマ「スキンズ」(07~09)で脚本と出演を兼ね注目を集める。映画では、「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」(11)や、「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」(13)、「ボーダーライン」(15)などに出演。低予算ながら全米大ヒットを記録したスリラー「ゲット・アウト」(17)で主演を務め、第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。その後、マーベル映画「ブラックパンサー」(18)や、スティーブ・マックイーン監督の「ロスト・マネー 偽りの報酬」(18)などに出演し、「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」(20)では第93回アカデミー助演男優賞を受賞した。

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英ロンドンの演劇学校を卒業後、1979年に舞台俳優としてキャリアをスタート。映画デビューは86年の「シド・アンド・ナンシー」で、パンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ビシャスを演じた。90年代から「JFK」(91)や「ドラキュラ」(92)、「エアフォース・ワン」(97)といったハリウッド大作でも活躍し、リュック・ベッソン監督の「レオン」(94)や「フィフス・エレメント」(97)では悪役で個性を発揮。98年には「ニル・バイ・マウス」で監督業に進出し、批評家に絶賛された。その後、「ハリー・ポッター」シリーズ(04~11)のシリウス・ブラック役や、「ダークナイト」3部作(05~12)のジム・ゴードン役を好演。ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画「裏切りのサーカス」(11)で、アカデミー主演男優賞初ノミネートを果たした。伝記映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」(17)では、特殊メイクでチャーチル英元首相になりきり、アカデミー主演男優賞を初受賞。デビッド・フィンチャー監督作「Mank マンク」(20)では、映画史に残る名作「市民ケーン」でアカデミー脚本賞を受賞した脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じ、再びアカデミー主演男優賞にノミネートされた。

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米ニューヨークのフォーダム大学を卒業後、サンフランシスコのアメリカ・コンサバトリー劇団で演技を学び、ニューヨークで舞台俳優としてキャリアをスタート。1981年の「ハロー・ダディ」で映画デビューを果たす。87年の「遠い夜明け」でアカデミー助演男優賞に初ノミネートされ、「グローリー」(90)で同賞を受賞。「マルコムX」(92)と「ザ・ハリケーン」(99)でアカデミー主演男優賞の候補となり、「トレーニング デイ」(01)でついに同賞に輝き、アフリカ系アメリカ人俳優として初めて2つ目のオスカー像を手にした。02年には「きみの帰る場所 アントワン・フィッシャー」で監督デビューを果たし、監督2作目「グレート・ディベーター 栄光の教室」(07)では主演も務めた。10年にはブロードウェイ劇「Fences」でトニー賞主演男優賞を受賞し、同作を自ら製作・監督・主演を兼ねて映画化した「Fences」(16)は、アカデミー賞で作品賞、主演男優賞など4部門にノミネートされた。そのほか「フライト」(12)、「ローマンという名の男 信念の行方」(17)、「マクベス」(21)でもアカデミー主演男優賞にノミネートされている。息子のジョン・デビッド・ワシントンも俳優として活躍している。

Photo:Getty Images/ロイター/アフロ