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「トニー滝谷」4Kリマスター版、3月27日公開決定 イッセー尾形&宮沢りえの舞台挨拶も開催

2026年2月6日 09:00

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ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)CONTENTS POTENTIAL Inc.

村上春樹作品の映画化における“伝説的な一本”として語り継がれてきた「トニー滝谷」が、公開から21年の時を経て、4Kリマスター化され、3月27日より公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと、イッセー尾形宮沢りえが登壇する舞台挨拶の実施が発表された。

つぐみ」「東京夜曲」などを手がけた市川準監督が、長年にわたり愛読してきた村上作品の中でも、思いを温め続けてきた短編小説「レキシントンの幽霊」所収の「トニー滝谷」を、念願叶って映像化した作品。トニー滝谷という名の孤独な人生を歩む男性を主人公に、愛する女性と巡り合えた幸福なひととき、そしてその後に訪れる喪失を静かに描き出す。

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主人公・トニー滝谷と、彼の父である滝谷省三郎の一人二役を尾形が演じ、宮沢はトニーの妻・A子と、妻の死後に彼の前に現れる女性・B子の二役を演じている。ナレーションは西島秀俊、音楽は坂本龍一さんが担当。ピアノを基調とした密やかな旋律で、作品全体に漂う孤独感を繊細に表現している。空気に色がついているかのような独特の色調と、静謐で美しい画作りが絶賛された本作は、第57回ロカルノ国際映画祭にて、審査員特別賞、国際批評家連盟賞、ヤング審査員賞をトリプル受賞するなど、国内外で高い評価を獲得した。

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戦後の東京。孤独な幼少期を送り、成長したトニー滝谷はデザイン会社に就職し、イラストレーターとして黙々と働く日々を送っていた。ある日、彼は偶然出会った女性・A子と結婚し、長く続いていた孤独な時間は終わりを迎える。明るく優しいA子は、衣服を買い集めることに強い執着を持っていたが、トニーはその癖を理解しきれないまでも静かに受け入れ、穏やかな結婚生活を続けていた。しかしある日、A子は不慮の事故で命を落としてしまう。深い喪失感に耐えられないトニーは、彼女の残した大量の服を前に、A子の代替を求めるようになる。そして、A子によく似た女性・B子をアシスタントとして雇い、彼女にその服を着てもらうことで、妻の死に慣れようとするのだが…。

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4Kリマスター版の制作にあたっては、市川監督の信頼を受け、ポストプロダクション全般を任されていた撮影監督・広川泰士の指示のもと、白黒とカラーの間ある中間色を再現するためのグレーディング作業を重ね、唯一無二の透明感ある映像が完成。また音響面では、本作を含め長年にわたり市川作品を支えてきた録音技師・橋本泰夫が、サウンドエディターの野村みきとともに、オリジナル音源をベースに4K版に対応した音作りを施している。

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ポスタービジュアルは、公開当時のアートディレクター・柿木原政広自身が新しく手掛けたもの。かつてA子の衣装部屋であった無機質な空間を舞台に、上部には横たわるトニー滝谷の孤独な姿、下部にはB子の姿を捉えた印象的な一枚となっている。

「トニ-滝谷 4Kリマスター版」は、3月27日から角川シネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国公開。尾形と宮沢が登壇する先行上映舞台挨拶の開催が決定。詳細は以下の通り。

【「トニ-滝谷 4Kリマスター版」先行上映イベント概要】
[日時] 2月18日午後6時30分の回(舞台挨拶は上映前に実施)
[会場] 角川シネマ有楽町(東京都千代田区有楽町 1-11-1 読売会館8F)
[ゲスト] イッセー尾形宮沢りえ
[金額]2200円均一
[チケット発売]インターネット販売:2月12日午前0時から
※そのほかの詳細は、角川シネマ有楽町の公式サイトで確認可能

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