映画館で新作「2時間サスペンス」鑑賞の勧め 名取裕子、友近、船越英一郎ら魅力語る
2026年1月20日 22:00

昭和から平成にかけて放送していた2時間サスペンスドラマ枠を映画化する「2時間サスペンスTHE MOVIEシリーズ」の製作発表会見と完成披露上映が1月19日、都内で行われ、出演の名取裕子、友近、船越英一郎らが登壇した。
日本のテレビドラマ文化を象徴するジャンルとして多くの視聴者を魅了してきた2時間サスペンス。隆盛を極めたサスペンスドラマの新たな可能性を、テレビではなく映画館という舞台で届けたいという思いで生まれたのが今シリーズだ。第1弾は、名取裕子と友近が主演する「テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル」。テレビショッピングで歴代最高売上を誇るレジェンドナビゲーター青池春香(名取)と、紹介する商品が飛ぶように売れてしまう“実演販売の女王”・長野吉江(友近)が生放送の売上対決中、思いがけない殺人事件に巻き込まれていく。また第2弾は船越英一郎が主演を務める。


製作発表会見と第1弾の完成披露上映には名取、友近、船越に加え、メガホンをとった白川士監督、シリーズ企画統括の菅井敦が登壇した。
製作経緯を尋ねられた菅井は、「昭和の終わりから平成にかけて、2時間サスペンスというのは誰でも楽しめるエンタテインメントだった」と振り返るが、「現在ではレギュラー枠がひとつもなくなっている」と現状を説明。ただ「これはあくまでもテレビの事情でそうなっているので、お客さんがいなくなったわけではない」と強調。「各局の再放送枠、BS、CSでは毎日のように放送されている。ただそれは昔、携帯もパソコンもましてやAIも何もない、そういう状況で作られた作品ばかりで、ずっと再放送しているだけでは衰退してしまうなということを大変憂慮していた」と胸の内を明かし、“2時間サスペンスの火を消さない”という思いのもと、企画を立ち上げたという。

菅井の熱い思いを聞いた名取は、「いくつかシリーズを持って楽しくやれていたものを、またできるということはとても嬉しく思います」と目を輝かせ、「今回は、私の大好きな友近さんがバディを組んでくださるということを聞いて、やりたい!と思い、それが実現できました」とほほ笑む。友近も「製作がないなら自分で作ろうってことで、80年代の2時間サスペンスというものを再現したYouTubeを撮ったところ、1日で100万再生以上いったので、やっぱり皆さんサスペンス待っていたんだっていうのが分かりました」と力強く語った。
製作準備に入っているシリーズ第2弾に主演する船越も、サプライズで登場。観客から大歓声があがるなか、「(第1弾が)大変面白いので、ものすごいプレッシャーです」と吐露しつつ、「鋭意脚本の製作中ではございますが、今回の私は“刑事もの”になるとだけお伝えできると思います」と明かし会場を盛り上げた。

第1弾を手掛けた白川監督は「普通の2時間ドラマではなく映画ということで、当初緊張もありました。大女優の名取裕子さんを撮らせていただく、そしてバディの友近さんは僕以上に2時間サスペンスに関しては詳しくて、ベテランのおふたりと言っても過言ではない。それを撮らせていただくっていうのは、憧れの中に自分も混ぜてもらえるとにかく幸せな時間でもありました」と思いのたけを語った。
最後に、メッセージを求められた名取は「いろんなパロディもやらせていただいて、楽しませていただきました。やっぱり2時間ドラマって、泣いて笑って手に汗握らせて、まったりしながらゆったり楽しんでいただけて、こういうものってやっぱり私たちの世代、それから若い人にもスローライフを楽しむみたいな部分でも絶対残っていってほしいものだと思います。お買い物をしてひと息つきながら、映画館で見ていただいてっていうのもひとつの楽しみになっていくような、そういう繰り返しが続いていけますように」と締め括った。
「テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル」は、2月6日から池袋HUMAXシネマズ、全国のイオンシネマで公開。
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