死の⾕で、夢を⾒た 巨匠ミケランジェロ・アントニオーニが描く壮⼤な黙⽰録「砂丘」30年ぶりの再公開
2026年1月15日 17:00

イタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニが、⼈類の未来を幻視した壮⼤な黙⽰録ともいえる「砂丘」の30年ぶりの再公開が決定。あわせて、ビジュアル&特報映像が披露された。
「夜(1961)」でベルリン映画祭・⾦熊賞、「⾚い砂漠」でベネチア国際映画祭・⾦獅⼦賞、「欲望(1966)」でカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞。60年代、世界三⼤映画祭で全ての最⾼賞を受賞し、⽂字通り映画界の頂点に⽴ったミケランジェロ・アントニオーニ監督。イタリアの巨匠が初めてアメリカに渡り、完成させた野⼼作が「砂丘」だ。
主演はアントニオーニが⾃⾝のイメージに合うキャストを求めて2年、街中でスカウトした新⼈マーク・フレチェットとダリア・ハルプリン。⾳楽はピンク・フロイドを筆頭に、カレイドスコープ、ローリング・ストーンズ、ヤングブラッズなどの楽曲が効果的に使われた。

あらゆるものを無に帰す広⼤な砂漠の⾵景、国家権⼒の暴⼒と政治的無⼒感、⼤量⽣産、⼤量消費を煽る広告と看板の氾濫、そしてそれら全てを⼀気に吹き⾶ばす⼤爆発。⾃由を描いたアメリカン・ニューシネマの代表格「イージー★ライダー」がアメリカの神話を作ったとするならば、同じく⾃由を扱った今作はその神話を解体した作品とも言えるだろう。また後にアントニオーニの盟友となるヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」にも連なる“異邦⼈が視たアメリカ”としての先駆けともなった。⼤国アメリカの現実と未来を、イタリアの巨匠が幻視した壮⼤な黙⽰録は世界中で賛否を巻き起こしたが、初公開から半世紀以上を経て再評価の声が⾼まっている。
今回の再公開を記念し、本国公開当時のデザインを使⽤したビジュアルがお披露目。またディストピアな雰囲気漂う特報映像からは、無限の砂漠、巨⼤広告看板、無⾳の爆発シーンなどを確認でき、観る者の思考と感覚が揺さぶられる。
「砂丘」は、3月13日から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
60年代後半のロサンゼルス。学⽣集会での虚しい議論に嫌気が差したマークは、拳銃を⼿に学内で弾圧⾏為を及ぶ警官隊に⽴ち向かう。だが発砲のチャンスを逸し逃⾛、⾶⾏場でセスナを奪い⼤空へ⾶び⽴った。⼀⽅、不動産会社で秘書として働くダリアは、会議に参加するため広⼤な砂漠を⾞で横断していた。偶然出会った2人は不⽑の地、「死の⾕」にあるザブリスキー・ポイントに辿り着く。彼らがそこで見たものとは……。
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