砂丘

劇場公開日

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解説

不毛の景観の中での、アメリカの二人の青年男女が交す愛のかたちをとらえつつ、そこに現代アメリカの断層をみつめた作品。製作はイタリアの大御所カルロ・ポンティ、監督は「欲望」以来三年振りのミケランジェロ・アントニオーニ。アントニオーニのオリジナル・ストーリーを、彼自身と、サム・シェパード、フレッド・ガードナー、トニーノ・グエッラ、クレア・ペプローらが脚色。撮影は「紅ばらがひらく夜」のアルフィオ・コンティーニ、音楽はイギリスの前衛的ロック・グループであるピンク・フロイド、装置は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョージ・ネルソン、美術はディーン・タブラリスがそれぞれ担当。出演はアントニオーニのイメージで募集された二人の新人、マーク・フレチェットとダリア・ハルプリン、ほかに、「アフリカ大空輸」のロッド・テイラー、ポール・フィックス、G・D・スプラドリング、ビル・ギャラウェイ、キャスリーン・クリーバーなど。

1970年製作/イタリア
原題:Zabriskie Point
配給:MGM

ストーリー

学園紛争のただ中にある、南カリフォルニアのある大学。マーク(M・フレチェット)は運動には熱心だが、孤独で一匹狼だった。ロサンゼルスの警察当局が武力鎮圧にふみ切ったと聞いた彼は、拳銃をもって、学校に駈けつけた。その騒動をよそに、ビジネスの世界には、あいもかわらず、金もうけに懸命の人々がいた。そんな中で砂丘開発会社にアルバイト秘書として働くダリア(D・ハルプリン)は、親しい弁護士アレン(R・テイラー)の仕事の同行をことわり、めい想のためと称し、“死の谷”に向った。そのころ血みどろの鎮圧をのがれたマークは、小型飛行機を略奪、ひとり砂漠地帯へ立った。不毛の景観が果てしなくつづく砂丘を、ひとり行くダリアを発見したマークは、飛行機で空中から彼女をからかった。だが、そのうちに意気投合した二人は“死の谷”の無限の背景の中で、自然のままの姿で、愛の交歓をした。やがてそれは無数の愛のイメージとして、砂丘に広がって行った。その後二人はパトロール中の警官の不審をかうが、ダリアのはからいで、その場をやりすごした。そして、このことから彼女はマークを、警官射殺事件の犯人だと疑うが、彼はそれをハッキリ否定するのだった。しばらく行動を共にした後、ダリアを残し、飛行機をかえすためひとり空港に向ったマークは、待ちかまえていた警官隊の銃火をあびて、倒れてしまった。そりニュースを車の中で聞いたダリアは、アレンの心配をよそに、何の制約もうけることのない真の自由世界である自分のイメージの世界へ入って行くのだった。そこでは、限りない現実破壊が、いかりと悲しみを通りすごした感情の中で、くりひろげられていた。

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映画レビュー

3.0芸術は爆発だ!

2020年5月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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たなかなかなか

2.5実はお話の筋書きなぞ、監督に取っては前作同様どうでも良いことなのだ

あき240さん
2019年9月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ミケランジェロ・アントニオーニ監督の作品はどれも観るのに忍耐力を試される
本作はその最高峰だ
果てしなくつまらない
いや果てしなくつまらないようにわざと撮っているのだ

本作のテーマは一体何だったのだろう

アメリカは広大だ
ミケランジェロ・アントニオーニ監督もハリウッド進出でそう感じたであろう

原題の「ザブリスキー・ポイント」は、サンフランシスコからラスベガスに向かう飛行機の航空路の下にある
上空から見下ろすと、本作にあるような見渡す限りの砂漠が広がっている

もしかしたら監督も撮影前にこの光景を見たのかも知れない

前作欲望では1966年のロンドン
そして本作では1970年のLA
同じようにその若者文化を描くことがテーマだ

1970年の米国の若者達は空疎な論議に明け暮れている
やっていることは、若ければ何でも許されるというような甘えた独りよがりな行動に過ぎない
単なる遅すぎた反抗期の集団ヒステリーだ
それを全くシンパシーのない目でフィルムに残して行く

アルバイト秘書の娘が探していたのはドライブインの親父がうろ覚えでいうジミー・パターソンではなく、フィリリスとロン・パターソンのことだ
つまり彼女はヒッピーの集団ルネッサンス・フェア ―ズに加わろうと居そうな場所を探していたのだ

学生運動で浮き上がった若者とヒッピーに憧れる娘のつかの間の愛
ザブリスキー・ポイントの枯れた塩湖の底でマリファナでトリップしつつ砂まみれで愛し合っているといつしかヒッピー達と乱交状態になっている
そして愛し合った若者が大人達に殺されたことを知る
職場に戻ろうと会社に向かうと、彼女は会社の作った砂漠のリゾートで遊ぶ主婦達を目にし、秘書として目にした大人達のビジネスの会話を思い出す
若者は大人達に殺されたのだ
大人なんかみんな死んでしまえば良いのだと、彼女は砂漠のリゾート住宅の大爆破を夢想するのだ

それなら何故あれほど大規模な爆破シーンを延々と執拗に写すのだろう?
そう、これはハリウッド映画なのだ
ハリウッド映画ってのはこうなんだろ、だからたっぷりいれといたよ
そういう監督の嫌味が聞こえるような気がする
爆発シーンは米国映画らしさの表現なのだ

実はお話の筋書きなぞ、監督に取っては前作同様どうでも良いことなのだ

監督が描きたいのは彼が米国らしいと感じた風景と、そこに暮らす若者たちの行動と風俗なのだ
それだけなのだ

だからラストシーンに流れる曲はロイ・オービソンのSo Youngなのだ
なんたる皮肉だろう

期待したピンクフロイドの楽曲は肩透かしだった
全く存在感もないし、本作に使用する意義すらもない
単に超スローで撮った爆発シーンの破片の浮遊シーンに合うというだけのことでしかない
ニック・メイソンが批判するわけだ

しかし、捉えられた映像は美しい
ずっと後年のパリテキサスのような映像がもう既にここにある
また終盤の大爆発シーンはどんな特撮映画よりもリアルで、現代の今でも目を見張るクオリティがある
それだけが観る価値かも知れない

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あき240
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