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「オッペンハイマー」キリアン・マーフィーがアイルランド社会の闇に直面する重厚ドラマ「決断するとき」3月20日公開

2026年1月8日 09:00

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言葉を抑え、沈黙と内面の葛藤を表現
言葉を抑え、沈黙と内面の葛藤を表現
© 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

オッペンハイマー」で第96回アカデミー賞主演男優賞に輝いたキリアン・マーフィーが、次なる挑戦として選んだ主演作で、クレア・キーガン原作のベストセラー小説を映画化した、「Small Things Like These(原題)」が「決断するとき」の邦題で3月20日から公開される。場面写真、メインビジュアルが披露された。

原作は「コット、はじまりの夏」(22)の原作「あずかりっ子」でも知られる作家クレア・キーガンのベストセラー小説「ほんのささやかなこと」(鴻巣友季子 訳/早川書房 刊)。マーフィー自身が原作に深く惚れ込み、自ら映画化を希望。「オッペンハイマー」の撮影中にマット・デイモンへ企画を持ちかけ、ベン・アフレックも参加。そして、マーフィー出演のTVドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」(日本ではNetflix配信)で監督を努めた、ティム・ミーランツが加わり映画化が実現した。マーフィーは本作で初めてプロデューサーとしても名を連ね、キャスティングにも参加している。

アイルランドに実在した“マグダレン洗濯所”の人権問題を背景に描かれる本作は、社会が長く黙認してきた現実を前に、「知ってしまった個人はどう振る舞うのか」を静かに問いかける人間ドラマ。「オッペンハイマー」とは一線を画し、言葉を抑え、沈黙と内面の葛藤を徹底的に演じ切るマーフィーの姿が、深い余韻を残す。

画像2© 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

本作で、マグダレン洗濯所となった修道院の院長シスター・メアリー役を演じたエミリー・ワトソンが第74回ベルリン国際映画祭助演俳優賞を獲得したことでも話題となった。ワトソンは、長年「見て見ぬふり」をされてきたマグダレン洗濯所の残虐さを正当化する静かな権力を体現。アイルランド社会の闇を象徴する、その抑制された演技が高く評価された。

場面写真は、マーフィー演じる主人公ビルを中心に、アイリーン・ウォルシュ演じるビルの妻、エミリー・ワトソン演じるシスター・メアリー、さらにクレア・ダン演じる、修道院からの脱出を試みる収容者など、物語を象徴する主要人物たちの姿に加え、本編に度々登場し、物語の根幹となるビルの幼少期の姿も収められている。

画像3© 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.
<あらすじ>
舞台は1985年、アイルランドの小さな町。炭鉱商人として生計を立て、家族と慎ましく暮らすビル・ファーロング(キリアン・マーフィー)は、クリスマスが近づくある日、炭鉱を届けに訪れた地元の修道院で、目を背けたくなる現実を目撃する。そこに身を置く少女から「ここから出してほしい」と懇願され、若い女性たちが行き場もなく苦しんでいる現実と向き合うことに。見て見ぬふりをすることが賢明だと理解しながらも、良心の呵責に悩むビル。そんな彼が、ついに下す決断とは――。

3月20日からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。

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