「迷宮のしおり」SUZUKA、寺西拓人らキャストに触発されたキャラクターデザイン披露 キャラデザ江端里沙のコメントも紹介
2025年12月24日 23:00
同作は、「マクロス」「アクエリオン」シリーズで知られる河森正治監督が手がけるオリジナル長編。スマホの中の世界に閉じこめられた女子高生の前澤栞(CV:SUZUKA/新しい学校のリーダーズ)の脱出劇が描かれる。スロウカーブが企画・プロデュース・制作、サンジゲンがアニメーション制作を担当する。
江端は、「マクロスF」などで河森監督とタッグを組んできたキャラクターデザイナー・アニメーター。本作では河森監督から、「あえてキャラクターをシンプルに描く方向で」とオファーをうけて挑むことになった。江端は、「3DCGモデルになるので、劇場の大きい画面で見る時に、シンプルすぎて平坦になりすぎてしまわないか……と、少し心配でした」と最初の頃は不安があったそうだが、「逆に2Dアニメではなかなか表現が難しいレースや模様、ラメ表現に挑戦させていただき、CGモデルのみなさまが頑張ってくださったおかげで、とても、楽しくデザインさせていただきました!」と、最終的には新しい挑戦も楽しんでやりとげることができたという。

「迷宮のしおり」のキャスト陣は、声優としての活躍がメインではない面々が集結している。キャストが決まってからは、江端自身、キャラクターデザインの方向性にも影響を受けたようだ。SUZUKAが演じた栞とSHIORIに関しては、「SUZUKAさんは、声優が初にも関わらず2役に挑戦されることになりました。演じ分け含めて、難しい事にもチャレンジする芯の通ったSUZUKAさんに影響されて、声を担当して下さると伺ってからは、迷宮を抜け出そうと、どこか覚悟ができているキャラクターの表情になるように気を付けて描くようになりました!」とコメント。

ウサギのスタンプ・小森役を演じた原田泰造については、「原田さん自身に力強いイメージがあったので、小森さんの少しヘタレっぽい感じがどうハマるのかと思ったりもしたのですが、実際に声をあてていらっしゃるのを聞いて、とても真摯で、頑張り屋さんで、傍にいるとどこか安心できる、かわいい小森さんになっていて、原田さんの深みに感動しました!」と原田のイメージとはまた異なる声の演技を絶賛した。

架神傑役を演じ、今回が声優初挑戦となる「timelesz」の寺西拓人に関しては、「一声だけで、傑のミステリアスな一面や思惑なども表現して下さって、すごい! と思いました。なので、逆に、絵が追いつかなくなってしまわないように、気を付けています(笑)」と、寺西の演技が江端にとって良いプレッシャーとなったことを明かしている。
江端は声優陣のイメージに影響されつつも、「あえてキャラクターに特徴をつけすぎないようにした」と話し、「今回、観て下さる皆様が『自分の話』として重ねて観ていただきたいと思っています。それぞれのキャラが身近に感じていただけたら、とても嬉しいです!」と呼びかけている。
劇場アニメ「迷宮のしおり」は、2026年1月1日全国公開。
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