クリス・ヘムズワースVSマーク・ラファロ！　「クライム101」男たちの美学が交錯する日本版予告、ポスター、場面写真を一挙披露

本作は、“犯罪小説の巨匠”でベストセラー作家のドン・ウィンズロウの中篇集「壊れた世界の者たちよ」に収録されている一篇「犯罪心得一の一（クライム101）」を映画化するもの。「アメリカン・アニマルズ」（18）のバート・レイトンが監督・脚本を務め、ヘムズワース、ラファロと、ハル・ベリー、バリー・コーガン、ニック・ノルティ、モニカ・バルバロ、コーリー・ホーキンズ、ジェニファー・ジェイソン・リーが共演する。

アメリカ西海岸線を走るハイウェイ101線上で、数100万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。その犯人であるデーヴィス（ヘムズワース）は4年間一切ミスを犯さなかったが、人生最大の大金を得るため、高額商品を扱う保険会社に勤めるシャロン（ベリー）に共謀を持ちかけたことから思わぬ綻びを見せ始める。敵対する犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてデーヴィスを追うルー刑事（ラファロ）の執拗な捜査網にそれぞれの思惑が絡み合い、デーヴィスの完璧だった犯罪計画とルールが崩れていく。

日本版予告は、「あなたには秘密がある。車も服もイケてるけど……目を見て話せない」と、“追われる男”デーヴィスの共謀者となるシャロンの謎めいた一言から始まる。彼は高級なスーツと時計を身に着け、悪者だけをターゲットにし、痕跡は一切残さない、そして必ずハイウェイ101号線に出没する、という独自のルールのもと白昼堂々、狙ったものを確実に奪う凄腕の犯罪者だった。

そんな＜姿なき犯罪者＞の尻尾を掴もうと“追う男”ルー刑事は、多発する強盗事件は全て同一人物の仕業で、犯罪にはパターンがあることに気がつく。そして、デーヴィスとルー刑事が運転手と乗客に扮して出会う運命のシーンでは、バックミラー越しのほんの短い一言からの目配せだけで、2人の駆け引きが繰り広げられる。シャロンとの出会い、そして徐々に追い詰めてくるルー刑事と、対抗する組織のオーマン（バリー・コーガン）によって、デーヴィスのルールが崩れ始め、彼は自分に残された時間が短いことを悟る。スタイリッシュな映像と、スリリングな展開に手に汗握る大人のクライムアクションに期待が高まる映像に仕上がっている。

ポスターは、黒い目出し帽をかぶったデーヴィスの横顔に、本作の舞台となる荒涼としたロサンゼルスの街が重なって描かれたUS版を踏襲しつつ、デーヴィスの美学でありルールの「痕跡0の＜完全犯罪＞。事件は必ず、ロサンゼルスハイウェー101号線で起きる」が紹介されている。

「クライム101」は、26年2月13日から全国公開。