片岡礼子主演×安田真奈監督の実験的短編映画「あした、授業参観いくから。」がAmazonで配信開始!
2025年12月14日 08:00

片岡礼子主演、安田真奈監督の実験的短編映画「あした、授業参観いくから。」の配信がAmazonプライムビデオでスタートした。
片岡は、映画「ハッシュ!」で第45回ブルーリボン賞主演女優賞、第75回キネマ旬報主演女優賞を受賞し、時に力強く、時に繊細な演技力が高く評価されている実力派女優。今年も映画「君の顔では泣けない」「盤上の向日葵」や、矢沢永吉のミュージックビデオ「真実」など多彩な作品で活躍している。

そんな片岡が主演を務めた本作は、全く同じ会話を五人の生徒の家庭で繰り返す実験的短編映画。23分の短編ながら、2021年12月以降、各地劇場で単独上映された。「短編なのに濃密」「自分と重ねて涙が出た」「感動したので、今日は娘と来ました」などとリピーターが続出。今秋の第14回茅ヶ崎映画祭でも、オープニング作品として小津安二郎監督ゆかりの茅ヶ崎館にて上映され、脚本・演技ワークショップも同時開催された。
さらにベテランの和泉敬子、前田晃男から新人まで、幅広い親子キャストのリアリティも本作の見どころ。優等生役の島田愛梨珠は、本作を機に、今関あきよし監督の映画「おばあちゃんの秘密」(2026年公開予定)の主演に抜擢された。

脚本も手掛けた安田監督は、上野樹里主演「幸福(しあわせ)のスイッチ」、堀田真由主演「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」、小芝風花主演「TUNAガール」、片岡千之助主演「メンドウな人々」など、人間愛あふれる作品を手掛けている。
本作は、すでに今年7月よりショート映画配信サービス「SAMANSA」で配信されているが、いじめにフォーカスをあてた告知動画が716万回再生と注目を集め、「(いじめにキレる)父親カッコいい」「ダメな親だ」など、賛否両論のコメントが2200件も寄せられた。観る前から多くの人の心をザワつかせ、「親子」について考えさせる話題の短編ということで、このたびの配信拡大に至った。配信開始にあわせて、片岡と安田監督がコメントを寄せている。

なんと嬉しい配信でしょうか。ぜひ、安田真奈監督独特の人間観察から生まれた実験的短編映画を楽しんでいただきたいです。2021年の撮影から時を経て、学生から成人になったであろう俳優たち。彼らの豊かな表情にもご注目ください。
授業参観は、それぞれの親子の想いがひとつの空間に集約される、人生の交差点。あらゆる「親子」の背景に想いを馳せながら。「全く同じ会話でも、全く異なる映像になる」という実験的な構成を味わいながら。23分、どうぞお楽しみください。
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