あした、授業参観いくから。
劇場公開日:2022年4月16日
解説
片岡礼子主演で5つの家族の親子模様を描いた短編映画。中学英語教師の職に生きがいを感じている坂口則子が担任するクラスには、さまざまな生徒がいる。両親が共働きで優等生の光。母を亡くしているが明るい性格の亜輝菜。父が医師で母は専業主婦という裕福な家庭に育つ一馬。母がだらしないので家事を担うゆかり。荒っぽい性格の父におびえる涼太。翌日の授業参観を前に、それぞれの家庭でまったく同じ会話が展開するが……。「幸福(しあわせ)のスイッチ」の安田真奈監督が、自身のワークショップで活用している教材をベースに生みだした実験的な作品でもあり、「まったく同じセリフでもキャラクターや状況によって演技や脚本のト書きが変わる」ということを表すため、7つの同じセリフが5人の生徒の家でそれぞれ繰り返され、まったく同じ会話からまったく異なる親子の模様が描かれる。
2021年製作/23分/G/日本
配給:パラサング
スタッフ・キャスト
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主演の片岡礼子さんが好きで鑑賞。
昨年公開の空白や3年前公開の楽園など人間ドラマでかつ出演時間は多くはないものの、重要な役で、そのセリフや演技力で作品を締める力がある女優さんで、今作は新宿のある一つの映画館でかつ一週間限定上映ということで、規模は大きくないものの23分の短い時間の中にその演技力はもちろん、脚本も素晴らしかったです。
ちゃんと23分の中でそれぞれのキャラクターの 描き がされていて、クオリティが高い。
当方教員志望なので尚更見たくて、時間を作り新宿まで足を運びましたが、本当に見て良かった。
勉強を教えるだけではなくなってしまった教員という仕事ですが、それに見合わない収入で母の施設代をやりくりしている様を直接訴えているわけではなくて、毎日ふらふらで帰ってきてお惣菜で済ます細々した生活。それだけで全て伝わる。
最後のタイトルのセリフを母が呟いた締めくくり、100点です。
鑑賞後次の映画が迫っていたので、直ぐにそこを後にしましたが、監督のお話聞きたかったなあ
本当に見れて良かったです、おそらくもう見れませんが是非。
2022年4月16日
Androidアプリから投稿
「あした授業参観いくから、いくから」というセリフでみせる5人の中学生と家族の話。
短編でありストーリーに拡がりのある物語ではないけれど、それぞれの家庭環境と、それ+少々のセリフと言い回しや表情でみせる感情の差がとてもわかりやすいし面白いし脚本の大切さを強く感じる。
自嘲的ではあるものの笑って話すところは好みじゃなかったけれどね。
ストーリーよりもつくりの面白さをみる作品という感じ。
舞台挨拶のテンションがすごかったw
2022年4月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
28分と短かったけど、いい作品でした。
監督と出演の舞台挨拶がありましたが、2人とも楽しい人でした。
2022年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
先生は生徒のことをわかってくれない、ではなく、時間的にも精神的にもその余裕がない
エキセントリック家族の元で育った人はちょっとモヤる作品かと